少年野球の母親として子供に何ができるのでしょうか?
こういうご相談をよくいただきます。
また・・
野球少年の母として辛い・・
子供に野球をやめてほしい・・
そんなお悩みもいただきます。
毎日作るお弁当・・
毎日ドロドロになったユニフォームを洗濯すること・・
そんなことは母親として『当たり前』だという人もいるかもしれませんが
『当たり前』の反対は『有り難し』です。
子供は、今、その『有り難し』を感じていないかもしれませんが
いつの日かその『有り難し』ことに気が付き母に感謝する日がやってくるはずです。
それでもがんばっている我が子に
『何かしてあげたい』
そう思うお母さんもたくさんいらっしゃいます。
ティーのボールを上げたり・・
キャッチボールの相手をしたり・・
そういうお母様には頭が下がる思いです。
私の母親はもう80歳を越えています。
人付き合いが苦手な母は私の野球に来ることも殆どありませんでした。
昔は今のように『当番』もなかった時代ですから来るきっかけもなかったのかもしれません。
先日・・
このテーマでブログを書こうと思ったと時に・・
母親に会って聞いてみました。
『野球少年の母親の役割ってなんだと思う?』
そう聞くと母は笑って
『あたしにそれ聞くの?』
と笑っていたのですが…
しばらくして・・
『私は野球にあまり行かなかったけど・・あんたに何かあった時はすぐわかった。あー野球でいいことなかったんだなあ・・って。母親だからね・・それぐらいはわかる』
『そうなの?』
と私がびっくりすると
『でもさ・・野球を知らない私が声かけても効き目ないでしょ』
そう話した後に母は続けて
『母親の役割かどうかはわからないけど・・あんたに野球を一生懸命やってもらいたいとは思ったよ。だから、あんたに元気がないときはお弁当にあんたが大好きなコロッケ入れといたでしょ』
そう話してくれました。
そうなんです。
今思い出してみると・・
レギュラーを外された時も・・
部員とうまくいかない時も・・
翌日のお弁当には必ず母の手作りの『コロッケ』が入っていたんですよね。
そして、母はこう言いました。
『子供のピンチの時こそ親は笑えだね。子供のピンチの時に一緒に落ち込んじゃいけない。笑顔っていうのは伝染するんだよ。母親の笑顔に勝る化粧はないんだよ』
そう言って笑った80歳をこえた 母親の笑顔は私に伝染しました。
野球をやっている以上、お子さんは色々な悩みや辛いことを抱えています。
そして、それは母親の悩みにもなります。
ですが・・
子供のピンチの時こそ母親が笑顔でいることが
子供に安心感を与えるのではないでしょうか?
今、野球で色々な悩みを抱えているお母さん・・
子供のピンチの時こそ・・
笑ってみませんか?
最後に私の母はこう言いました。
『笑顔って伝染するんだよ。しかもタダなんだよ(笑)・・自分が笑って我が子も笑顔になる。使わなきゃもったいないよ』
そう言ってまた母は笑いました。
~年中夢球~
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