少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 守備練習でなぜ前に出なければいけないのか

前に出ろ!!

腰を落とせ!!

何のために前に出るのか?

少年野球の現場にいるとたくさん耳にする言葉です。

もちろん必要な言葉だと思いますし・・

私も使う言葉です。

ですが・・

何のために前に出るのか・・

小学生はわかっているでしょうか??

僕は守っている選手に聞くことがあります。

聞くというより確認ですかね。。

『守っている時に一番大切なことは何だ』

そう聞くと

『声を出すこと』

『ポジショニング』

そういった声が返ってきます。

答えは

【アウトを取ること】

です。

当たり前だと思うかもしれませんが

これが守っている時の再前提です。

声を出すことが目的ではないし

ポジショニングをすることが目的でもなく

アウトを取るという目的のために

声を出したり・・

ポジショニングを取るわけです。

守備で一番大切なこと

では何のために前に出るのでしょうか?

前に出ることが目的ではありません。

アウトを取るためです。

もっと言うのであれば

何でもかんでも前に出る必要もありません。

ゴロを捕球してアウトにすることが目的であれば

【捕りずらいバウンド】と【捕りやすいバウンド】と

どちらで捕球したほうが

【アウトに出来る確率】が高くなるでしょうか?

当然捕りやすいバウンドに合わせるほうが

【アウトに出来る確率』が高くなります。

では・・

捕りやすいバウンドとはどういったバウンドでしょうか?

①ボールが落ちてくるバウンド

②ショートバウンド

この2つが捕りやすいバウンドと言われています。

逆に捕りずらいバウンドは

ハーフバウンド(ボール上がってくるバウンド)

と言われています。

ですから・・

①の落ち際のバウンドと②のショートバウンドで捕球したいわけです。

そのために前に出たり足を使うわけです。

キャッチボールが終わった後に

向かい合って

・ツーバウンドの落ち際!

・スリーバウンドめのショーバン!

と指定してその指定されたバウンドで捕ってもらう練習も効果的です↓

大切なことは前に出ることではなく

アウトを取ること。

アウトを取るために

捕りやすいバウンドで捕ること。

捕りやすいゴロのために

足を使うこと。

こんなイメージを持ってノックをしてみることも大切です。

まずは捕りやすいバウンドに自分が足を使って合わせていく。

その中でどうしても合わないハーフバウンドの時に

又どうするのかを指導していく・・。

前に出ることや腰を落とすことには

必ず目的があります。

その目的を子供が理解し・・

強い意識を持って練習できるか・・

それは指導者の方の考え方ひとつだと思います。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。