少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 こんな時期だからバッティングセンターを有効に使いましょう

練習が出来ない今…

バッティングセンターに行く野球少年の姿が目立ちます。。

イチロー選手が毎日バッティングセンターに通っていた話は有名ですね。

皆さんはお子さんとバッティングセンターに行くときに何か目的を持っているでしょうか?

もちろん気持ち良く打つこともいいのですが・・

せっかく行くバッティングセンターですから有効的に使いたいですよね。

①遅い球を打つ

バッティングセンターに行くと子供は速い球を打ちたがります。

自分はこんな速い球を打てるようになった…

そんな気持ちもあるでしょう。

私は自分の子供がバッティングセンターに行くときに

『必ず一打席は一番遅い球を打つように』

と言っていました。

遅いボールは軸足に体重を乗せてタメをつくり

十分にボールを引きつけて自分のミートポイントで打たなければいけません。

速い球で打つとタイミングが合えばフォームが悪くても

球の速さが速いため打球も弾きとばせてしまうことがあります。

ですが・・

遅い球はそうはいきません。

速いボールを打てばその反発でそれなりに速い打球はいきます。

しかし、遅いボールでは反発を利用しにくい分、強い打球を打つことは難しくなってきます。

ということは、力がボールにしっかり伝わらないと強い打球は飛ばせないということです。

しっかりとしたフォームで打たなければ飛んで行かないのです。

そう考えると・・

遅いボールを打つ時は自分の弱点が明確になります。

遅いボールを打つ時こそビデオや連写をされるといいかもしれません。

②速い球を打つ

では、速球を打つことは無意味なのかというと

もちろんスピードボールで練習することも大切です。

速いボールを打つ時には目を慣らせることが大切です。

スピードに目が慣れるということですね。

そして・・

そのスピードボールにフォームが崩れずに強いボールが打てるかが大切です。

面白い練習を一つ。

バッティングセンターで一番速い球を打った直後に一番遅い球を打ってみてください。

そしてその初球。

遅いボールと分かっていてもほとんどの選手が打ち方を崩されます。

どうやったら崩されないか・・

崩された時にどう反応するのか・・

そんな練習にのもなります。

③それぞれの目的

※ベースから少し離れて、外角にポイントを決め外角打ちだけをしたり、ベース近づいて内角だけを打つなど目的意識を持った練習。

※バント練習

※フォームチェック

バッティングセンターも意識を持つことで練習の幅が広がります。

それから・・

ボールは決して打たないことも大切です。

バッティングセンターだとついついボール球も打ってしまいがちになりますから。

気持ちよく打つことも時には必要だと思います。

ですが・・

いかに『目的意識』を持っているか。

そういうことがバッティングセンターでも出来る子はやはり上達していきます。

参考になれば幸いです。

マスクとアルコール消毒は忘れずに!

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。