少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

野球 緊張する場面で実践してほしいメンタルの考え方

自分はメンタルコーチの資格を取得しているので・・

たまにはメンタルのお話です。

大事な場面では緊張する

メンタルというものは目に見えるものではありません。

メンタルが強い・・

メンタルが弱い・・

よくそういうお話を耳にします。

メンタルが強いというと・・

緊張をしないとか・・

チャンスに強いとか・・

そういうことを想像される方が多いのではないのでしょうか?

しかし・・

大切な試合の前では・・

大部分の人間が緊張するものです。

スポーツに限らず・・

仕事でも・・

大切なプレゼンの前などでも緊張はつきものです。

メンタルが強いとは?

メンタルが強いと言われる選手は・・

緊張をしないことではありません。

メンタルで大切なことの一つに

【自分を受け入れる事】があります。

そして・・

【自分に嘘をつかない事】があります。

緊張している自分を

『緊張なんかしていないんだ』

と考えることはよくありません。

この考えは・・

自分に嘘をつき・・

自分を受け入れていないことになります。

緊張している自分を認め受け入れ・・

呼吸などを整えその緊張をパワーに変えていくのです。

俺は打てる・・

最終回2アウト満塁の場面で・・

あなたのバッターボックス。

緊張するな・・

と言っても無理な場面です。。

まずは・・

お話した通り【緊張している】自分を受け入れることです。

その後・・

何をしたらいいのでしょうか?

緊張しやすい選手や・・

ネガティブな思考に陥りやすい選手でよくあるパターンが・・

『大丈夫だ。俺は絶対打てる』

そう思ってしまうパターン。

もちろん・・

このパターンで結果が出る選手もいます。

ただ・・

これは【脳の上塗り】と呼ばれます。

根っこにネガティブな思考がある選手が一生懸命・・

脳に『俺は打てる』『俺は打てる』と語りかけると・・

自分自身にプレッシャーをかけてしまうことになりかねません。

イチロー選手がやっていたこと

では・・

どうすればいいのか?

【客観的に自分を観る力】

が大切なことになってきます。

2009年のWBC決勝。

対韓国戦。

延長10回のイチロー選手の打席を皆さんも覚えていらっしゃるでしょう。

日本中が歓喜したあのセンター前ヒット。

あのイチロー選でも極度の緊張をしたと話しています。

あの打席でイチロー選手が何を考えていたか・・

皆さんはご存じでしょうか?

不調にあえいでいたあの大会・・

ここで打たなければ日本に帰れないかもしれない・・

そう考えていたイチロー選手はあることを実行します。

それは・・

【実況中継】です。

あの打席でイチロー選手は

自分の打席を頭の中で実況中継していたそうです。

そうすることで・・

自分自身を【客観的】に観ることが出来たそうです。

仮に実況中継をするまでもいかなくても・・

自分を客観して観ることで冷静さを取り戻し・・

今、何を自分自身がすればいいのかを考えられる思考になっていきます。

では・・

そこで何を考えればいいのか・・

はまた次回にでもお話させていただけたらと思います。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。