少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 親の視点になってはいけない指導者の眼

指導者と保護者の視点が一緒になってはいけない・・

私はそう思っています。

オーバーランをしていない選手

SNSでよくお子さんがタイムリーヒットを打ち・・

親御さんが喜んでいる動画を拝見します。

1塁ベース上でガッツポーズをしているお子さん・・

それを見て喜ぶ親御さん。

これはこれで微笑ましい場面だと思いますし・・

当然のことだと思います。

私は長い間、指導者をさせて頂いていたので・・

どうしても視点が【指導者の眼】になってしまいます。

タイムリーヒットを打ったのはいいのですが・・

オーバーランを適当にやっている選手。

中にはオーバーランをせずに・・

一塁塁上で喜ぶ選手もいます。

もし・・

外野手がファンブルしたら・・

中継が乱れたら・・

二塁まで行けたかもしれません。

少年野球であれば外野手が後逸してホームランになることもあります。

もし・・

その1点で負けたなら・・。

もし・・

ヒトマス分で負けたなら・・。

誰よりも傷つくのはこの選手ではないでしょうか?

野球は1点を取りに行き・・

1点をあげないスポーツです。

そのために一つでも多くの塁に進めたほうが有利なのは言うまでもありません。

タイムリーヒットを打っても・・

オーバーランを適当にしている選手がいることを・・

指導者の方が親御さんと一緒の視点になってはいけないとはこういう場面です。

結果だけではない視点

他の場面でもこういうことは多々あるのではないでしょうか?

あれ?ウチの子ヒット打ったのに注意されている。

親御さんのからすると・・

お子さんの結果が良かったものと思えても・・

指導者からすると違う視点になっている場面になっていることがあるのです。

ヒットを打っているのに注意されている・・

親御さんからすると・・

『何で?』

と思ってしまうかもしれませんが・・

こういう指導者の方は逆に言えばしっかりとした【指導者の眼】がある方とも言えます。

もちろん何でも理不尽に怒るのは違いますが・・。

ナイスヒット!と親御さんが思っていても・・

指導者からするとナイスヒットでない部分もあります。

逆にアウトになっても・・

ナイススイングの時もあるわけです。

ナイスファウルやナイスカットも同じです。

親御さんはどうしても結果で良し悪しを判断しがちになってしまいます。

ですが・・

指導者は結果だけではない眼を持つことが必要です。

それが・・

中学野球や高校野球に繋がっているのですから。

~年中夢球~

 

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。