ウチの子、背が小さくて・・
よくこんなご相談を頂きます。
ウチの子、背が小さいからなかなか打てなくて・・。
ウチの子、細いから長打がなくて・・。
親御さんからよくこんな言葉を聞きます。
お気持ちわからないわけではありません。
しかし・・
こういう考えを親御さんが持ってしまっているといい影響を子供に与えません。
もちろん・・
体が大きいということも一つの武器でしょう。
ですが・・
野球は体の大きさだけで勝負するものではありません。
野球は体重制限がありません。
野球に限らず・・
団体スポーツには体重制限がありません。
体が大きくなくても西武の森選手のようにホームランを打つ選手もいます。
体重がなくても肩甲骨の可動域を広げたり・・
股関節を鍛えたり手首を鍛えたりすることで可能性は広がっていきます。
ホームランを打てなくても他に色々な力を使うことも出来ます。
頭・守備・足・声・バント・・
そういったものを磨くことも一つの選択肢です。
WBCで体が大きくはない侍JAPANが体の大きいキューバやアメリカに勝てたのは何故でしょう?
それ以外の力をたくさん使えて選手がいたからではないでしょうか?
体が小さいから・・
細いから・・
僕が言いたいのはそれは【言い訳】になってしまうということです。
そして・・
その考えが頭にある以上野球は上手くならないと言うこと。
小さいからではなく・・
小さいけれど・・。
細いからではなく・・
細いけれど・・。
こういう発想をしていかなければ野球は上手くなりません。
体が小さいけれど・・
どうやったら長打が打てるのだろうか。
もしくは長打は打てなくても・・
どうしたら強い打球を打てるようになるのか。
そういったことを子供が考え練習していくことが大切であり可能性を広げていくことになるはずです。
それを親御さんが
小さいから・・
細いから・・
と口に出してしまえば・・
親御さんがお子さんに【言い訳】を1個プレゼントしているようなものです。
『うちの子は小さいけどがんばっています!』
とおっしゃる親御さんがいらっしゃいますがそれも違うかなと・・。
小さいからがんばっているわけではないですよね?
逆に言えば・・
大きい子はがんばらなくていいということになりませんか(^^;
可能性はどの子にもあります。
小さいから・・
細いから・・
そういう言葉を使っているうちは可能性は広がっていかないのです。
~年中夢球~