ウチの子・・
野球が全く上手くならないのですが・・
こういった相談が私のところに多く来ます。
『なぜ、そう思うのですか?』
と聞くと・・
『他の子より早く始めたのに抜かされている』
『最上級生なのに一人だけ試合に出られない』
こんな内容の言葉が返ってきます。
子供ではなく・・
親御さんのほうが悔しがっていることが多いのです。
そして・・
他人と比べてしまうのです。
上手いかどうかの基準を他人としているからややこしくなるわけです。
『去年のお子さんのプレーを今思い出せますか?その時より上達していませんか?』
私は決まってそうお答えしています。
1年間野球をやってきて・・
下手になる子はいないのです。
スピードの進度はあるにせよ・・
どんな子でも必ず上達しているのです。
親御さんが比べてしまっているのは他人とです。
他人と比べるとキリがありません。
それは・・
『世界一の優秀な選手にならなければいけませんよ』
と言っているようなものです。
子供自身がライバルを持ち・・
他人と競争する経験は必要だと思いますが・・
親が他人と比べることは必要ないのです。
親が比べるのは・・
『我が子の過去』
だけでいいのです。
青竹って・・
最初の4年間はほとんど伸びません。
5年後に一気に急速に伸びるそうです。
4年間は根が伸びている状態です。
根が伸びているので一見成長しているかどうかわかりません。
皆さんのお子さんも・・
きっと根が伸びている時期ってあると思うんですよね。
それが親には見えずらいからイライラしてしまうのかもしれません。
でも・・
今だけを切り取ってみないことです。
私の教え子にも・・
中学になってたくさん伸びた選手がいます。
まだまだ皆さんのお子さんは小学生です。
可能性は無限にあります。
親が他人と比べてばかりいると・・
お子さんは自分自身を見失い・・
お子さんの可能性をつぶしてしまうことにもなります。
今だけを切り取って・・
お子さんを見ないでください。
それはお子さんの可能性を切り取ってしまうことになります。
~年中夢球~