少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 片方の視界で野球を続ける少女

今日は小学校4年生の女の子のお話です。

東京に住んでいるももちゃん。

ボールとバットが・・

彼女は小学校4年生。

小学校1年生からお兄さんやお姉さんの影響で野球を始めました。

1年生の時・・

振ったバットとボールが大きく離れていたり・・

ボールを捕る感覚がずれていたりしていたそうです。

お母さんは

『まだまだ下手だなあ・・』

と思っていただけでした。

2年生の検査で・・

【不同視弱視】

と彼女は診断されました。

彼女の左目はほとんど見えていません。

眼鏡をしても視力は上がりにくいそうです。

視力が回復することも難しい・・

そう言われているそうです。

ボールが顔に当たることも・・

それでも彼女は野球を続けています。

野球が大好きなももちゃん。

短い距離のテイーバッティングや・・

短い距離のノックは問題ありませんが・・

ピッチャーから投げるバッティング。

ノックでのゴロ。

距離感が出るものはどうしても苦手のようです。

ノックを受けていると・・

顔に当たることも・・。

お母様はドキッとされるそうですが・・

ももちゃんはすぐに声を出して立ち上がるそうです。

ももちゃんの声はチーム1だそうです。

そしてデッドボールも多いそうです。

避けるのが人より遅れてしまうからかもしれません。

それでも・・

ももちゃんはすぐに立ち上がるそうです。

がんばれ!ももちゃん!

いつもは元気いっぱいのももちゃん。

でも・・時々・・

『どうして自分は上手くならないんだろう・・』

そうつぶやくそうです。

片目で見える世界で彼女は野球をしています。

それがどういう世界なのか・・

どれほど辛いのか・・

私にはわかりません。

片目でボールとの距離感をつかんで

これからも彼女は野球をしていきます。

ももちゃんは中学でも野球かソフトボールをしたいと

お母さんに話しているそうです。

ももちゃんの視界は片方だけしか見えていないかもしれませんが・・

ももちゃんの未来の世界は広く広く見えているはずです。

がんばれ!ももちゃん!

応援しています。

皆さんのお子さんが野球が出来ていることは・・

当たり前ではありません。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。