大事な公式戦の試合前に・・
『緊張しています』
と選手が言ってきました。
監督さんやコーチの皆さんはどう接すればいいのでしょうか?
私自身も若い頃は
『緊張するなよ!』
そう選手に言っていた人間でした。
試合前に冗談を言って緊張を和らげていたつもりですが
わずかほどの効果しかなかったと思います。
緊張するなと言われても・・
選手は何をしていいかわからなかったはずです。
今から数年前・・
日本ハムの清宮選手が在籍したチームさんに関東大会の準決勝で
最終回に5点差をひっくり返された試合があります。
私のせいで負けた試合です。
今も忘れることがなく・・
夢にも出てきます。
あの試合の最終回・・
彼等は別人のようにミスを繰り返しました。
最終回の彼等は今までに感じたことのない【緊張感】を体験していたはずです。
そして・・私も・・。
もしあの時・・
今のように私がメンタルのことをもっと勉強していたなら・・
勝たせてあげたかもしれない。
そう思うと子供達に今でも申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
緊張・・
という言葉を聴くと皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょうか?
マイナスのイメージを持つ方が多いはずです。
ですから・・
『緊張するなよ』
という言葉も出てくるわけです。
まずは【緊張】が悪いという概念を頭からとることです。
ほとんどの選手が試合前やピンチの時は緊張しているはずです。
一生懸命に練習してきたからこそ・・
試合に勝ちたいからこそ・・
その緊張をもつことは当たり前のことだと言えます。
当たり前の話ですが
『緊張するなよ』
と指導者の方が言って
『はい』
と子供が言ったから緊張が取れるわけではありません。
まずは【緊張】している自分を認める事です。
指導者が大切なことはその【緊張】を和らげる方法論を学び・・
選手に指導する事です。
『力を抜け!』も同じことが言えます。
力を抜く方法論を指導していかなければなりません。
その記事は上記にあります↑
緊張するなよ・・
力むなよ・・
と言葉ではなくその方法論を子供に教えていくことで・・
それは今後の彼等の野球人生にいい影響を与えるのではないでしょうか?
~年中夢球~