先日、居酒屋さんで一人で飲んでいる時です。
少年野球の関係者の方が飲んでいました。
「あいつ、本当に使えないよねー」
「あいつの親、甘いからね」
「野球に向いてないんじゃないの」
そんな会話が聞こえて来ました。
ある一人の選手とその親御さんの悪口を言いたい放題・・
しかも、その選手の名前を出し・・
チームのグラコンを着て話しているのでどこのチームだかわかってしまいました。
しかも・・お店中に聞こえるような大きな声で。
この監督さんとコーチはこの選手にどう接しているのだろうか・・
親御さんにどう接しているのだろうか・・
自分の子はこういうチームに入れたくないな・・
そう思いながら私はお酒をお代わりしました。
確かに色々な選手がいます。
色々な親御さんもいらっしゃいます。
でも・・
本人がいない所の陰口はどうなのだろうかと首を傾げます。
野球に向いてない・・?
そんなことを指導者の口から出ること自体が僕からするとあり得ません。
私もよくスタッフとお酒を飲みに行きます。
「○○は最近、調子悪いけど何かいい解決策はないかな?」
「バントの握り方、どう教えてる?」
スタッフが子供全員の事を真剣に考え色々な議論をする。
そこには時に意見の衝突もありますが根底にある
「子供のために」
という考えが全員にあればあとは意見を擦り寄せて行くだけの話です。
私は親御さんや選手に何か問題があった場合は先に当人にお話しをさせていただきます。
親御さんが良かれと思ってやっていただいていることも時にはそうでない場合もあります。
殆どの親御さんはこちらの方針や意思を伝えればわかってくれるものです。
それを本人に言わないで蔭口で盛り上がる飲み会であればただの【悪口大会】なのではないでしょうか?
『陰口』という言葉の反対語があります。
それは・・
『陽口(ひなたぐち)』
という言葉です。
人は他人の悪い点が目につきやすいものです。
そして、それを言葉にしてしまいがちです。
ですが・・
『○○の守備、最近、本当に良くなったよね』
『☓☓は最近、声も出て元気いいよね』
本人がいなくてもそんな『陽口』で飲むお酒の方が美味しいのではないかなと思います。
きっと・・
陰口を発している時は、自分の心も陰になっています。
陽口を発している時は、自分の心も陽になっています。
心が陰になって・・
心が暗くなっていくと・・
いつしか心にカビが生えてきてしまいますから・・
心も言葉も・・
『陰』ではなく『陽』でいたいですね。
~年中夢球~
少年野球の監督が子供を批評するなんて思い上がるのも甚だしいそこまでプロの監督なんですかって言いたくなる(?_?)少年野球、中学野球、高校野球と繋げていくのがあなた方の役目でしょって感じです。何か勘違いしてるんでしょうね。自分の立場を……