野球の指導をさせて頂いていると色々な選手がいます。
アグレッシブな選手で向上心の高い選手もいれば・・
自信がなくいつもオドオドしている選手もいます。
自信のないままプレーをしていてもベストなパフォーマンスをすることが出来ません。
ですが親御さんや監督・コーチが
『自信を持ちなさい』
と言っても子供はなかなかそう思うことが出来ないのが現状です。
では何故、彼等は自信が持てないのでしょうか?
自分より実力が上の選手と比べた時・・
『よし!あいつに負けないようにがんばろう!』
と思い練習をがんばる選手もいれば
『俺はあんなふうになれない』
と自分に劣等感を持ってしまう選手がいます。
監督さんや親御さんの眼が気になってしょうがない選手がいます。
大人の評価が気になるのです。
そのことから【結果】を出さなければと強く思いこみ結果が出なかった時に
反骨心ではなく自信を失くしてしまうのです。
厳しすぎるお父さんのお子さんにあるパターンです。
こういう選手は練習中やバッターボックスでも常にお父さんの顔色をを伺いながら野球をしています。
「どうせ僕は野球が上手くならない」
といった低いセルフイメージを持っている選手です。
それを常に自分に言い聞かせています。
自分に呪いを掛けてしまっているようなものです。
【自信】とは正に【自分を信じる】と書きますが上記のような選手は自分を信じられない状態になっているわけです。
上記の①~③は思い込みの場合がほとんどです。
ただし②は周りの大人も気を付けなければいけない所です。
こう言った選手に『結果』を求めるのはまだ段階として早いのです。
ではどうしたら彼等に自信を持ってもらえるのでしょうか?
自信を持つためには自分を好きになったり自分を認めてあげられるようにならなければいけないわけです。
これは我々大人も一緒ですね。
子供に『自信レベル』を付けてあげてください。
自分との約束が守られると自分を認めてあげるようになったり自信を持てるようになっていきます。
自分との約束を毎日守ること。
毎日走る。
毎日素振りをする。
毎日道具の整理をする。
なんだっていいのです。
大切なことは毎日続けること=自分との約束を守ること。
この毎日が1ヶ月続いたら「自信レベルは30レベル」まで上がります。
この毎日が1年続いたら「自信レベルは365レベル」まで上がります。
自信のない子に必要なのは成功体験です。
試合でヒットを打つことだけが成功体験ではありません。
経過を体験する【経過体験】ことのほうが自信を持てることの方が少なくありません。
どんな小さなことでも自分との約束を守れた選手は自信を持ち・・
次の大きな約束も守れそうだと思うものです。
何よりも自信がなくチャレンジをすることを怖がっていた選手がチャレンジをしようと思うはずです。
自信のないお子さんをお持ちの親御さんやチームに自信がなさそうにしている選手がいる指導者の方々・・
お子さんに『自信レベル365』を身に付けてあげて下さい。
~年中夢球~