「自分と話し合う時間が、ソチの頃は足りなかった」
女子個人ノーマルヒル決勝で銅メダルを獲得した高梨沙羅選手の言葉です。
素晴らしい銅メダルでしたね・・
野球に限らずスポーツは人に感動を与えてくれます。
自分と話し合う時間・・
我々大人にも言えることですね。
日々、忙しい時間の中で自分と話し合い、自分と向き合う時間が作れていないことに高梨選手の言葉で気づかされました。
そして・・
野球をする指導にもこれは同じことが言えるのではないでしょうか?
子供たちが自分と話し合う時間・・
子供たちが自分と考える時間を我々、指導者や親御さんは与えられているのでしょうか?
『子供たちにこうなってほしい』
親として指導者として皆さんその思いがあると思います。
ですが・・
『子供自身がこうなりたい』
という思いのほうが大切なのではないでしょうか?
チーム選び・・
高校選び・・
こういう野球選手になりたい・・
そういう子供の思いを今一度確認してみることも必要です。
高梨選手は自分と話し合う時間を持つためにノートを持ち歩いたそうです。
皆さんのお子さんは野球ノートをつけていらっしゃるでしょうか?
私は選手に
「野球日記」
にならないように」と話しています。
「野球ノート」として活用してほしいと思っています。
毎日の自主練の「数」だけを書いてくる子がいます。
○素振り200回
○ランニング5キロ
数を書くことも必要ですが・・
野球日記にならないようにと言っているのは
「自分で考えたこと」
を入れてほしいからです。
練習や練習試合の時…
「今日は上手くいかなかった」
で終わらせるのではなく
「なぜ上手くいかなかったのか?」
「今日は悔しかった」
で終わらせるのではなく
「悔しくないようにするためには何が必要なのか」
感じたことだけではなく考えたことを書きなさいと子供達に話しています。
子供達が考えることが一番成長することに繋がると思っています。
自分で考えると言っても小学生には毎週毎週は難しい部分もありますよね。
こういう時はこちらからお題を投げかけて考えてもらってもいいかもしれません。
「今のチームに必要なものは何だろう?」
「○○チームに勝つにはどうしたらいいと思う?」
「変化球を打つために大切なことは?」
ノートの最後にこちらが投げ掛けることで子供に「考える」ことも一つの方法です。
何かを書くという作業は
『自分と向き合う時間』
『自分と話し合う時間』
になります。
練習中にも自分と話し合う時間が必要な時があります。
ノックの最中にボールを何度も逃げてしまう・・
前に出られない・・
そういう選手には私は一度
『グラウンドを出なさい』
と話します。
怒って出しているのではなく・・
『自分自身と話してきなさい』
ということです。
『覚悟が決まったら自分からグラウンドに入ってくるように』
そう話しています。
監督・コーチの指示もちろん大切ですが・・
『自分と話し合う時間』
を作ってあげることも大切なことです。
高梨選手は二本目を飛ぶ前に
『後は自分を信じるだけ』
そう思って飛んだそうです。
自分と向き合ってきた自分だから・・
自分と話し合ってきた自分だから・・
きっと自分を信じられたのでしょう。
~年中夢球~
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