父母会、保護者会…
そのチームで呼び方は違いますが・・
少年野球は「父母会」つまりご父母の協力があって成り立っています。
父母会は 我々指導者にとって無くてはならない、必要不可欠な感謝すべき存在です。
しかし・・
その父母会は一つ間違えると火種になってしまうことがあります。
本来、父母会や保護者会というのは『子供のバックアップ』のためにある存在です。
そして、その『子供のため』というのは一部の子や自分の子のためのものではなく
『チーム全員の子のために』存在しているはずです。
その舵取りをする父母会長や保護者会長を間違えると・・
チームは道を外すことが出てきます。
父母会というのは指導者の方と一歩線を引いたところにありますが
指導者と連携をしなければいけないことも多くあります。
指導者が見えない父母会・・
父母会が見えない指導者・・
このパターンが双方に溝を作りギクシャクすることが多いのではないでしょうか?
私は少年野球という組織は『役割分担』ということが大切だと思っているんですね。
練習メニューや選手起用というのは指導者の役割分担です。
『父母会として選手起用について意見があります』
『保護者会として練習メニューについて意見があります』
これはちょっと違うと思うんですね・・
父母会の役割を越えてしまっているからです。
エスカレートしていくと監督・コーチへの批判へと繋がっていく事もあります。
『私はこう思います』
ではなく・・
『父母会の意見です』
こうおっしゃるケースが多いです。
こうなってくると・・
『父母会』
ではなく
『圧力団体』
みたいにも感じてきてしまいます。
指導者の中に『父母』と『指導者』の真ん中に立てる人。
父母会長が『父母』と『指導者』の真ん中に立てる人。
こういう人がいることで円滑にいくのかもしれません。
指導者も父母会もすべては
『子供のため』
なのです。
一部の子のためでなく
全ての子のためです。
少年野球の組織は車を動かすことと同じで
ハンドルを動かす指導者がいて・・
タイヤである父母会が車を動かす・・
そうすることによって・・
子供のエンジンをかけるのではないでしょうか?
指導者と父母会は一線を置く距離でありながらも
そこには『信頼関係』が必要不可欠です。
全ては子供のために・・
全ては全ての子供のために・・
~年中夢球~