親御さんの在り方もチームによって様々です。
今回は親御さんの上下関係についてお話ししたいと思います。
上下関係が全くないチームもあれば、ピシッと規則で上下関係が定められているチームさんもあります。
それはチームの雰囲気になります。
その考えは様々であり、ピシッと規則があったほうがいいという考えもあれば、親同士の上下関係が必要なのかと意見が分かれるところです。
野球の親御さんの上下関係は年齢ではなく、学年によって作られているチームさんが多いのではないでしょうか?
私は「チーム方針」も色々な方針があっていいように、親御さんの在り方もチームの考えがあっていいと思っています。
ただ…
やはり首をかしげる内容のものもあると思うんですね。
〇お昼は最上級生の親がたべなければ下級生の親は食べてはいけない。
〇遠征の時は上級生の車を追い抜いてはいけない。
〇下級生は座って試合を見てはいけない
ここまでくるとちょっと…
と思ってしまうんですね。
下級生の親御さんが最上級生の親御さんに気を遣い、自らこうするなら、まだわかるのです。
ですが、最上級生の親御さんから
「これがルールだから」
「昔からこうだから」
と言うのは首をかしげるんですね。
ただ、下級生の親御さんからしてみれば最上級生の親御さんがお弁当を食べていないのに、先に食べてしまうことは、やはり、遠慮があると思うんですね。
例えば下級生のお母さんが次の試合のアナウンスに入らなければならない。
下級生のお父さんが次の試合で審判に入らなければならない。
今しか食べる時間がない時ってありますよね。
最上級生の親御さんが、そこを気遣ってあげて
「今、お昼食べちゃってくださいね」
と一言言えばいいだけの話だと思うんです。
逆に下級生の親御さんからしてみれば
「次、審判なので先にお昼をいただきますね」
と言えばいいだけの話だと思うんです。
要はお互いのちょっとした「気遣い」があれば、「ルール」にする必要もないはずなんです。
しかし、上下関係についての「ルール」が規則としてあるチームは、過去に色々なことがあったからこうなったのだという話を耳にもします。
でも、それが過去のものなら、今一度、見つめ直す必要があるのかもしれませんね。
逆に、入部したばかりの親御さんが最上級生の親御さんに、いきなり、馴れ馴れしい言葉で話せば、それはそれでいかがなものかと思うんですね。
なんでもそうでもですが「程度」の問題なのではないでしょうか?
ルールで決めてしまうのは簡単なことです。
だからこそ、親同士のというより、大人同士の「マナー」が求められるのだと思います。
私が現役時代に慕っていた先輩がいました。
その先輩の言うことを私が聞いていたのは、先輩だから怖いという「敬服」の気持ちではなく、尊敬できる「敬意」の気持ちからでした。
ひょっとすると大人になればなるほど「敬意」でなく「敬服」させようという気持ちが強くなってしまっているのかもしれません。
そして「大人のための野球」ではなく「子供のための野球」ですから。
最上級生・・
下級生・・
それぞれの立場があります。
色々な立場はありますが「野球をしている子供の親」という立場は一緒です。
~年中夢球~
んーと考えさせられます。実際に敬服を暗黙の了解のように求める雰囲気を感じることもありました。でも、従いませんでした。先輩の親御さんには、敬意を払いつつ、同級生同士の親御さんとの絆を大切にしていました。ベンチで安心してプレー出来る様にと思う気持ちは一緒。子供も親の雰囲気を察していますからね。