少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 いいチームを作るための条件

チームとは何でしょうか。

皆さんのチームはどういうチームでしょうか。

チームとして野球をしているでしょうか。

①目的が同じ集団になっているチーム

少年野球や中学野球であれば『○○大会優勝』『全国大会出場』・・

高校野球であれば『甲子園出場』などチーム全員の目的が同じになっていなければチームの定義が崩れます。

ミーティングで今一度『チームの目的』を確認してみてください。

その目的も監督・コーチが言うのではなく『子供たちの意見』を最優先させなければ意味がありません。

全てはこの【目的】の定義があってチーム作りが始まります。

②体の技術だけではなく頭の技術があるチーム

チームの目的が【優勝】だったとします。

当然の事ながら優勝のためには【技術】が必要になります。

野球の技術というのは体と頭が必要になってきます。

配球・ポジショリング・試合の流れを読む洞察力。

何千回とバット振って・・

たくさんの走り込みをして・・

体で技術を染み込ませることも当然必要です。

ですが・・

配球やポジショニングなどの頭で考える技術を疎かにしてしまえば

体で覚えた技術が活きてこないのです。

③子供達が考え動いているチーム

考える野球というのは試合のときだけでは出来ません。

頭で考える前に心で感じることが出来なければ考えるという所まで行かないのです。

仲間に元気がない・・

グラウンドにゴミが落ちている・・

試合に負けて猛烈に悔しい・・

そういう【感じる】ことが次の【考える】ステップに入っていきます。

試合中になれば子供が自ら考え動かなければいけないケースがたくさん出て来ます。

練習中から・・

監督・コーチが常に指示を出していたら・・

子供たちは試合中に自ら動く力が備わりません。

普段から感じ・・考え・・行動できるチームでなければ優勝という目的は達成出来ません。

④本当の意味での【全員野球】になっているチーム

全員野球とは9つのポジションを試合中に守ることではありません。

全員野球とは自分が与えられた役割を全うできているかどうかです。

ランコーも第2キャッチャーも・・

バット引きも・・

みんなチームに必要なポジションです。

それを全員が全うするために必要なものがあります。

ボールボーイもバット引きも・・

チーム愛がなければいけないのです。

⑤チーム愛があるチーム

たくさん信じ合い・・

汗を流し合い・・

涙を流し合い・・

助け合い・・

励まし合い・・

そういう『合い』がチーム【愛】になるのです。

野球というスポーツは【個】の集まりである【チーム】で戦うスポーツです。

だからこそ・・

チームとは何か。

どういうチームを作るのか。

指導者の心一つ・考え方一つで【チームの色】が見えて来ます。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。