高校野球最後の日にあなたはどっちの親になるのか

2022年1月30日高校野球

高校2年生はこの冬を乗り越えると・・

春の大会・・

そして・・最後の夏へ。

私は最後の夏の我が子を知りません

高校2年生の親御さんも色々な想いがあると思います。

最後の夏にレギュラーを取れるのか・・

最後の夏にメンバーに入れるのか・・

そう思ってしまうことも無理はありません。

がんばっているお子さんに対してサポートをしてあげることは出来ますが・・

レギュラーを取ることやメンバーに入れるかは親の力ではどうにもなりません。

私の息子は甲子園がなくなった世代です。

神奈川は・・

親の観戦も許されませんでした。

あの夏・・

神奈川の親は・・

我が子がどういう表情で野球をしていたのか・・

我が子がどういう涙で最後の夏を終えたのか・・

知りません。

親だけは・・

講演会でも必ずお話させていただくのですが・・

高校野球をやり遂げることは奇跡です。

仲間とのトラブル・先生とのトラブル・・

故障や怪我・・

何か一つの歯車が狂ってしまえば・・

高校野球最後のステージには立てないのです。

私はそういう選手をたくさん見てきました。

お子さんは最後の最後まで・・

レギュラーやメンバー入りを目指すことでしょう。

ですが・・

親は・・

親だけは・・

高校野球を最後までやり遂げた我が子を誇りに思って欲しいのです。

どこで咲いたかではなく・・

最後の夏・・

お子さんはグラウンドの中にいないかもしれません。

スタンドかもしれません。

それでも・・

高校野球をやり遂げたからこそ・・

最後のそのステージに立っているのです。

そのステージと呼ばれる舞台は・・

グラウンドであろうとスタンドであろうと・・

立派な舞台なのです。

どこで咲いたのではなく・・

どう咲いたのか・・

それが将来の彼等を支えてくれます。

メンバーに入れなかったことをグチグチいう親にはなってほしくないのです。