
2022年3月26日
親知らずと呼ばれる歯があります。
【親知らず】って必ず抜くものかと思っていたのですが必ずしもそうとは限らないらしいんですね。
そもそも【親知らず】とは・・
【乳児の歯の生え始めとは違い、親がこの歯の生え始めを知ることはない。 そのため親知らずという名が付いた。これは物事の分別がつく年頃になってから生えてくる歯であることに由来する】
だそうです。
歯の名前の由来のように・・
我が子も小学校・・
中学校・・
高校と年齢を重ねていくと・・
どんどん親が知らない【我が子】が多くなってきます。
少年野球の時は・・
『お母さん!今日ヒット打ったよ!』
『お父さん!キャッチボールしよう!』
そう言って何でも話してくれた我が子。
中学野球になると・・
『ああ・・』
『微妙・・』
そんな言葉しか言わなくなってきます。
『何があったの?』
『今日の試合はどうだったのよ?』
そう聞きたくなるのが親心ですよね。
どんどん親の知らない我が子が多くなっていく・・
『親知らず』
の状態ですね。
口数が少なくなっていく我が子が本当は心配でたまらない・・
子供は母親のへその緒から離れ・・
手を離れ・・
言葉も目も離れていく。
でも・・
いつの時代も離れていないものが一つだけあります。
それは【心】です。
年齢が重なって子供が大きくなっても・・
心は必ず繋がっています。
高校で遠い寮生活になって離れても・・
それは同じです。
親子ですから・・。
親知らずのことが多くなっても・・
必ず心は繋がってます。
色々なものが離れていくのは
親として寂しい気持ちもしますが・・
それは子供が自立している証でもあります。
抜いてはいけない親知らずは・・
【自立】という歯なのかもしれません。
~年中夢球~