私の所に少年野球のお悩みがある保護者の方からたくさんのご相談がきます。
現場に行くと・・
指導者のお悩みもたくさん伺います。
指導者と保護者間の問題・・
実に色々なケースがあります。
私の所に多く来る相談に指導者の方から
『父母が暴走をしていて困っている』
というご相談が多く寄せられます。
・試合中に親御さんがベンチに入ってくる
・試合中に親御さんが我が子に技術指導を言い始める
・自分の子がスタメンでないと文句を言ってくる
などなどこのようなご相談が多く来ます。
私は指導者の皆さんに始めに必ずこうお聞きしています。
『指導者の方はそういう時にどうされているのですか?』
そうお聞きすると殆どの方が
『いやあ・・なかなかはっきり言えなくて・・』
『そのうちわかってくれると思っているのですが・・』
そんなお答えが返ってきます。
何も指導者の方が保護者の方にお話をしていないのに
保護者の方のこのような行動は直りません。
お気持ちもよくわかります。
今の時代・・
何かを言えば指導者の方が不利になってしまう時代かもしれません。
ですが・・
【言わねばならぬこと】はきちんと言わなければなりません。
『チームにこういう親御さんが増えてしまって・・』とおっしゃますが
指導者の方が何も言わなければ増えてしまうのも当然のことと言えます。
まず入団前にチームの方針や約束事を親御さんに伝えていらっしゃるでしょうか?
僕は入団説明にものすごく時間をかけます。
子供の自立のために子供が出来ることに大人が手を貸さないでくださいとか
チームの方針や方向性などを時間をかけて説明させていただいています。
これだけでも保護者と指導者の【ズレ】はなくなっていきます。
指導者が何かとやりずらい時代なのもよくわかります。
ですが
言いたいことではなく・・
言わねばならぬことはしっかり伝えなければいけないはずです。
親御さんに意見を言えないのであれば
チームを変えることなんて出来ないのではないでしょうか?
何でもかんでも【ことなかれ主義】で
自分は嫌われたくないから・・
自分は監督を辞めさせられたくないから・・
そんな理由で親御さんに意見を言えず
だけど・・
不満を持ち陰口だけ言っても物事は改善されません。
改善されるどころか悪化していくだけです。
誰でも人に何か注意をすることは言いたくはないでしょう。
ですが
チームのために・・
子供のために・・
言わなければいけないこともあります。
~年中夢球~