少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 ~小学生でもできる試合前の緊張を取る2つのメンタル法~

今日は大切な試合・・

子供たちは緊張しています。

試合前に緊張する選手

試合前・・

監督さんが・・

『おい!緊張なんかするなよ!』

『緊張なんかするのは気持ちが弱いからだ』

そう言って仕舞いたくなる気持ちもわかります(^^;

しかし・・

『緊張するなよ!』

『はい!』

というのもおかしな話です・・。

私はメンタルコーチの資格を取得していますが・・

メンタルをコーチングする時の前提に

『嘘をつかないこと』

ということがあります。

つまり・・

緊張している選手に

『緊張していない』

と思わせるのではなく

『緊張していることを受けいれること』

が大切になってきます。

緊張しているのに・・

俺は緊張していない・・緊張していない・・

そう思わせることは

【脳の嘘の上塗り】

と言います・・。

一番根っこには

【緊張している自分】

がいるのでその上塗りが剥がれてしまうパターンがあります。

また・・

緊張していないんだ・・

と思えば思うほど自分にプレッシャーがかかる子もいます。

ですから・・

緊張している自分を受け入れ・・

その緊張をどうとっていくかという

方法論を子供に伝えていくことが指導者には大切なわけです。

少年野球でも出来る試合前のメンタル

では具体的にどうこの緊張をほぐしていけばいいのでしょうか?

その方法論はいくつかありますが・・

今回は2つご紹介しますね(^^;

①呼吸

吸って・・口の中で一回、呼吸を止めます。

細く長く息を吐いていきます。

緊張をゆっくり吐き出すイメージ。

*人間は緊張していると脈と呼吸が早くなります。

脈は自分の力でコントロール出来ませんが呼吸はコントロールできるので効果的です。

吸う時の時間を長くさせることがポイントです。

②フレーミング

フレーミングは【解釈の枠組み】と言われます。

突然ですが・・

皆さんは次のどちらのお医者さんに手術をしてほしいでしょうか?

①手術を100人中10人失敗する医者

②手術成功率90%の医者

おそらく・・

②と答えた方が多いのではないでしょうか?

でも・・

よく考えてみると①も②も意味は全く一緒です。

つまり・・

解釈の枠組みを変えることをフレーミングと言います。

緊張する=悪い事という解釈ではなく・・

緊張する=試合開始のサイン。

さっきの手術のお話。

これをものすごい強豪チームと試合をするケースで考えてみると・・

10回やったら9回負けるかもしれないチーム。

10回やったら1回は勝てそうなチーム。

に当てはめることが出来ます。

これは・・

エラーやストライクが入らないピッチャーなどにも効果的です。

フレーミングを変えることで悪い流れを変えることも出来るのです。

まだまだありますが。。

小学生でも出来る簡単なメンタルです。

もしよろしければ・・

ご活用ください(^^;

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。