少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 ~みんな一緒な悩みはない~

ここ数日・・

皆様からのご相談を多くいただきます。

悩み事とは・・

順にご連絡をさせて頂いておりますが

連絡が遅くなったり・・

もしくは見逃してしまい返信をしていないものもあるかもしれません。

仕事も忙しく申し訳ありません。

ご相談を頂く内容は

・子供が野球に行きたくない

・チームを辞めたい

・人間関係の悩み

などのご相談を多くいただきます。

相談をしていただくというのは

皆さんもかなりの覚悟で私に連絡をしてくださっているのだと思います。

そもそも相談というのは・・

信頼のない人間やどうでもいいと思っている人間にはしないと思っているので・・。

みんな一緒なことはない

相談の多くは似た内容かもしれませんが・・

全く同じ相談というのは一つもありません。

僕はご相談を受けた時に使わない言葉があるんですね。

『みんな一緒ですから』

『あなたより辛い人がいますから』

というこの言葉。

確かにこの言葉を言って

みんなと同じだからがんばろう・・

私より辛い人がいるからがんばろう・・

そう思う人もいるかもしれません。

又、野球の厳しい練習をしている時に

『みんながんばっているんだからお前もがんばれ』

と声を掛ける時は僕もあります。

ただ・・

これは『全員が同じことをしている』という前提があるからです。

辛さは人と比べるものではない

悩みや辛さは人と比べることではない・・

と思っているんですよね。

色々な受け取り方や考えがあると思いますが。

僕自身・・

若い頃に仕事がどうにも辛くて一番信頼がある先輩に相談した時に言葉を遮られて・・

『みんな同じだよ』

こう言われました。

先輩から見れば・・

『仕事を辞めたいなんていうことが甘えに見えて、きついのはみんな同じだ』

と思っての言葉だったでしょうし・・

激励のために言ってくれた言葉なのかもしれません。

ただ・・

僕はその時になぜかすごくガッカリしたのを覚えています。

自分の気持ちの中では

たとえ具体的なアドバイスがなかったとしても・・

ただ聞いてもらえるだけでよかったのかもしれません。

ですから・・

野球のご相談を受けたり・・

チームの選手や保護者の方から相談を受ける時に・・

『みんな同じですから』

という言葉を僕は使わないようにしているんですね。

細かい所はみんな同じではないと思っているので。

子供が相談した時に・・

ただ・・

「みんな同じ」という発言をした人も別に悪気があるわけでもありません。

ただ・・

相談って言うのは・・

まず聞いてほしいんじゃないですかね。

お子さんが

『野球に行きたくない』

『野球を辞めたい』

と言ってきた時にお子さんの話をさえぎって

『みんな辛いんだからがんばれ』

と言ったり・・

『みんなも一度はそう思うんだからがんばれ』

と言われても子供は根本的な解決が出来ないのではないでしょうか?

まずは・・

最後までじっくり話を聞いてあげること。

当たり前のようなことですが・・

実は出来ていなかったりします。

そして・・

言葉よりまずは大切なことではないでしょうか。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。