少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 今日ヒット打った?と聞いてしまう親

ウチの子はがんばっているのにレギュラーになれません。

ウチの子は一生懸命やっているのにメンバーに入れません。

こういったご相談をよく頂きます。

うちの子はがんばっているのに・・

ウチの子はがんばっている。

ウチの子は一生懸命やっている。

私はこういう親御さんに言いたいのは

『お母様はお子さんにそれ以上何を望んでいるのか?』

ということです。

ウチの子はがんばっている・・

それは経過。

レギュラーになれない・・

それは結果。

お子さんはもちろん結果を出すために歯を食いしばりがんばっているのでしょう。

ですが・・

親の視点までが『結果』になるのは違うのではないでしょうか?

『今日はヒット打った?・三振しなかった?エラーしなかった?怒られなかった?』

帰宅したお子さんにこんなことばかり聞いていないでしょうか?
これらの質問は全て【結果】です。

お子さんががんばった経過のことは一切触れずに怒涛のように【結果質問】を浴びせられたら

お子さんはどう思うのでしょうか?

応援のつもりが・・

子供さんを純粋に応援していたつもりだけれど・・

いつの間にか結果ばかりが気になってしまい・・

気づいたら応援ではなく期待ばっかりになってしまっている。

応援の主人公はお子さんですが・・

期待の主人公は親御さんです。

家庭っていうのはエネルギーを充電するところです。

食事や睡眠・・

そして心のエネルギーを蓄える場所。

ですが・・

結果の事ばかり言われたらお子さんはエネルギーを充電できるでしょうか?

そして・・

期待の親を持つお子さんは言い訳や嘘が多くなってきます。

『今日は審判が悪い』

『〇〇コーチの教え方が悪い』

こんな言葉は聞いていていいものではありません。

ですが・・

結果ばかり聞かれるので

お子さんはお子さんなりの防御策を考えてこう言う子もいます。

高校3年生の夏・・

結果を求めてしまうのもわかります。

ですが・・

彼等の今後の人生に役立つことは【結果を出すための経過】のはずです。

経過について親御さんが叱ったり誉めたりすることはあっても・・

結果について親御さんが叱るのは違います。

結果を見ているのは見張る親。

経過を見ているのは見守る親。

お子さんが高校3年生の時・・

スタンドにいた時・・

お子さんを誇れる親になるのかどうかは経過と結果を見る親で変わってきます。

~年中夢球~

 

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。