子供って・・
大人が思っている以上に出来るんです・・
転ばぬ先の杖ならぬ・・
転ばぬ前の親になってはいないでしょうか?
僕は子供が出来ること。
子供が自分自身でやらねばならないこと。
に大人が手を貸すのは止めてください。
そうチームの保護者の方に話していますし・・
入団前の説明でもお話させていただいています。
同時に・・
出来なそうなものでもとりあえずやらせていますので・・
そこにも手は貸さないようにとお願いしてあります。
出来ないからと言って・・
大人が全部やってしまっては子供がいつまでたっても出来ないからです。
実際に例を挙げてみると・・
①グラウンド整備を大人がやる
②道具の準備を大人がする。
③飲み物の準備を大人がする。
④倉庫の整理を大人がする。
⑤グラウンドの前の掃除を大人がする。
⑥移動中の荷物を大人が持つ。
⑦キャッチボールの後ろに親がいる。
⑧ボール拾いを大人がする。
⑨合宿の配膳の準備を大人がする。
⑩休憩時間になるたびに我が子に声を掛ける。
色々な考えがあるでしょうし・・
学年によっても出来ることの量は変わってくるでしょう。
基本、僕のチームでは全て子供の手で行っています。
では子供の手で行うことのメリットは何でしょうか?
『ああしなさい!こうしなさい!』
と指導者が全て指示をすれば・・
指示通りにしか動けない選手・人間になってしまいます。
試合中の咄嗟のプレーや瞬時に何か判断をしなければいけない時がゲームには必ずあります。
その時に普段から自分たちで考え自分たちで行動していない選手が咄嗟のプレーに自分の吐噶喇で判断できないのです。
『うちの子供は出来ている』
と勘違いされる親御さんがいらっしゃいますが・・
よく見てみると・・
親や指導者の指示をただこなしているだけの子供がたくさんいます。
それは出来ているのではなく・・
実は親の指示がないと動けない子なんです。
つまり・・
人の言われたことはするけれど・・
自分の考えでは動けない子なんです。
自主性が育っていないことに親が気付いていないのです。
子どもは自分で考えて・・
行動することでそれが習慣となり・・
冒険心や探究心が生まれてくるのです。
そして・・
そこには多くの挫折や失敗もあるのです。
そして・・
その失敗は成功へと繋がり・・
その挫折は成長へと繋がるのです。
もったいないんです・・
親御さんが全て手を出したり口を出したりしてしまうのは。
子供の気付きのチャンスを失わせ・・
自立する力を失わせることになりますから。
子供って・・
大人が思っている以上に出来ますから。
~年中夢球~