少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球で起こるクーデター

少年野球の1年が終わり・・

皆に惜しまれながら監督を辞めていく人間もいれば・・

本人だけが知らず・・

いきなり・・

辞任に追い込まれることがあります。

所謂「クーデター」というやつです。

私利私欲のクーデターはいけない

今月に入ってから数名の少年野球の監督から

『クーデターをやられました』

と連絡がありました。

何も思い当たる節もなく・・

ほんの一週間前までは笑顔に話していたのに・・。

その笑顔の裏でクーデターの準備がされていたことになります。

監督さんが何回も周りから話し合いに応じてくれと言われても

応じなかったのかもしれません。

タチが悪いのは・・

一部の保護者が私利私欲のために指導者を追い出すケースがあります。

自分の子供が試合に出られない。

練習方法が気に入らない。

教え方が下手だ。

自分の立場や自分の子供の利害関係が一致し始め・・

そこに【監督をやりたい人】がいると「クーデター実施」の実現性を加速させていきます。

確かに・・

色々な考えがあると思います。

基本的には上記のような不満を指導者に言うことは

保護者がしてはいけないことだと思っています。

ただ…

我が子に危険がある場合は指導者の方に相談されるべきだと思っています。

炎天下の中で水分補給をしない。

暴力、暴言など…。

自分の子供がスタメンではない。

練習方法が気に入らない。

このような私利私欲のための「クーデター」には首を傾げます。

そして・

何よりも子供の傷ついた心が一番気になります。

話し合いもないクーデター

指導者に明らかな問題があることがあるかもしれません。

部費の使いこみ・暴力など・・

ただこのようなケースでも順序と方法があると思うんですね。

そして、クーデターや追い出しという方法は必ずしも正常な状態ではありません。

『そんなことはわかっている。だけれど他に方法がないんだ』

そうおっしゃるかもしれません。

ですが・・

このような事態になる前に話し合いや方法を見つけて欲しいのです。

その本人が全く知らない・・

一度も話し合いをした事がないのに・・

ある日、突然グラウンドに行ったら父兄の方に

『監督を辞めてくさい』

と言われたというお話も聞きます。

親御さんが監督さんを信用していなかったり嫌いであっても・・

当の子供は監督さんが好きで信用しているケースもあります。

子供のために・・

皆さんも「子供のため」を思っての行動だと思います。

しかし…

「子供のため」という論点がずれ始め・・

「感情」が優先されてしまっていませんか?

クーデターなどという事態になる前に・・

①指導者と保護者間のコミュニケーションをとる。

②問題が出たら指導者と保護者の代表で話し合う

(大勢の人数と一人などではなく1対1や少人数同士で話し合ったほうがいいですね)

③それでも解決できない場合は代表や会長などに間に入っていただく。

クーデターなどが起こる前に・・

指導者と保護者が同じ方向を向かれることが一番

「子供のため」

になるはずです。

大人のイザコザに子供を巻き込まないでいただきたいものです。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。