少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 魚を与えるのではなく釣り方を教えよ

魚を与えるのではなく…

魚の釣りかたを教えよ。

勉強が伸びる子

中国の老子の言葉で…

飢えている人に魚をとってあげれば・・

一日は食べられるけれど・・

魚のとり方を教えれば彼は一生食べることができる・・

という意味です。

この言葉って…

少年野球の指導や子育てにも関係してくる言葉だと思います。

僕は普段は塾の先生をしています。

どういう子が成績が上がるのかというと・・

自分で目的を持った生徒や…

自分で勉強の楽しさをわかった生徒や…

自分で勉強方法がわかった生徒なんです。

つまり…

魚の釣りかたを覚えた子です。

子供の考えるスペースは空けておく

野球にも同じ事が言えます。

当然のことながら…

指導者である以上、子供達に【野球の技術】を指導します。

ですが・・

野球が上達するのが早い選手は先程の塾の生徒のように【魚の釣りかた】を覚えた子供達です。

どうやったら…

もっと打てるようになるか。

どうやったら…

チームが勝てるようになるか。

こういう風に色々考えている子は自ら考えて行動していきます。

その考える間を大人が奪っていないでしょうか?

いくら技術を指導しても・・

技術を受け入れる準備は選手に出来ているでしょうか?

オーバーコーチングになっていないでしょうか?

1から10まで指導をして・・

子供の考えるスペースを失くしてはいないでしょうか?

立ち上がり方

野球というスポーツは本当に奥が深いものです。

打てる日があったり・・

全く打てない日が何日も続くときもある。

コントロールがいい日もあれば・・

全くストライクが入らない日がある。

そんな時に・・

子供は悩み考えるわけです。

もがくのです。

そして・・

自分で考えて再び立ち上がっていく。

技術のアドバイスで子供が立ち上がることもあります。

ただ大切なことは・・

どうやったらこの子が立ち上がれるようになるのかという・・

立ち上がり方を導くことが指導者なのではないでしょうか?

そして・・

それは野球を辞めた後でも必ず彼等の糧になっていくはずです。

魚を与えるのではなく…

魚の釣りかたを教えよ。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。