皆さんのチームではどのようなミーティングが行われているでしょうか?
ミーティングの大切なこと…
と言われて皆さんは何を考えるでしょうか?
反省でしょうか?
負けた敗因でしょうか?
もちろんこれらも大切なことです。
ご自分の会社の会議やミーティングを思い出してみてください。
ミーティングは会社でも必要不可欠なものです。
ですが目的は「ミーティングをすること」ではなく・・
現状の問題を報告し、今後どうしていくべきなのかを話し合うことなのです。
長い会議の後・・
『結局何も決まらなかった』
『何のための会議だったの?』
そんな風に思ったことはありませんか?
もっと言えば
『書類だけ見ればわかるのに』
そんな会議もあります。
ミーティングの原則は・・
①方向性を確認する
②情報を共有する
③現状を報告し振り返りをする
④今後をどうするかを決定する
この4つです。
ミーティングの失敗する例として挙げられるのは焦点が過去から動かないことです。
「どうしてあそこでエラーしたんだ」
「何であんなリードをしたんだ」
と焦点が過去から動かないことです。
その結果・・
「今後どうしたらいいのか」
という一番大切な部分の話がなくなったり・・
そこを話す時間が少なくなったりするミーティングは好ましくありません。
こういう話し合いはダラダラと時間が長くなるのも特徴です。
ミーティングの最終的な目的は「決める」ことではなく・・
「実行すること」です。
その実行したことがいかに「成果を上げる」かなのです。
簡潔に言えば、
①誰が
②いつまでに
③何を
④何のために
⑤どう実行していくか
を話すことがミーティングなのです。
話す議題を過去から未来へ繋げることでなければミーティングの意味がありません。
ミーティングのもう一つの失敗例として
「一部の人間だけで行われること」があります。
数人が意見を出し合い残りのメンバーが「傍観者」になってしまうケースです。
私は自分の野球のチームのミーティングで自分の考えを最初に言うことはありません。
子供たちの意見をまず話し合ってもらいます。
またスタメンで試合に出ていた選手から話す場合もありますが・・
ベンチプレーヤーから話をしてもらうケースもあります。
選手たちに時に質問をしながら意思確認をするのですが・・
その時に気を付けていることが一つあります。
それは「質問」ではなく「尋問」にならないようにすることです。
よく野球から帰って来た我が子に親御さんが
「今日野球楽しかった?」
と聞くケースがありますが、この質問の答えはよく考えてみると、
「楽しかった」
と一つの答えしか言えないのです。
そしてそれは親御さんが「野球を楽しかった」と言ってくれる子供の答えを期待しているからです。
そう考えるとそれは相手のための「質問」ではなく自分のための「質問」になっているのです。
これが質問ではなく尋問になってしまうケースです。
また、イエス・ノーだけの二者択一だけの質問では相手の考えがわからないままです。
ミーティングでは「意見」を出してもらえるようにする工夫が必要です。
全員参加型のミーティングで「決める」ことで終わらせるのではなく
「実行すること」を目的としたミーティングをお勧めします。
過去だけに焦点を終わらせるのではなく・・
未来へどうすべきかを話し合うことが建設的な意見の場になるはずです。
~年中夢球~