少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 指導者としてずっと悩んでいたこと

1年目に教えていた教え子から来たメッセージ。

彼は私が指導者になった1年目の少年です。

当時は少年でしたが・・

今はもう20代後半の青年になっているはずです。

指導者1年目

指導者の1年目・・

右も左もわからない状態でなった指導者。

当然のことながら・・

技術を教える指導も・・

ヤル気にさせる方法も・

コミュニケーション能力も・・

私には何もありませんでした。

選手達と一緒に喜び合ったり・・

選手と一緒に悔しがったり・・

本当にただそれだけのコーチでした。

今だったら・・

あれから約20年指導者をさせて頂きました。

技術指導を必死にで勉強し・・

色々な人の所に出向きお話を聞かせていただきました。

今の子供にはメンタルも必要だと思い・・

メンタルコーチの資格も取得しました。

昔の自分の指導を思い出すと・・

当時の選手に本当に申し訳なかった・・

そう思うのです。

今の自分だったら・・

ああやって教えてあげられたのに・・

こういうケースの時はこういう方法もあるよ・・と。

私は少年野球の指導は長くできますが・・

彼等にとってはたった一度の少年野球ですから。

5年後・10年後の指導・・

少年野球の大先輩にこのことを話したことがあります。

指導者5年目の自分が・・

1年目の自分を思い出した時に

『なんていう指導してるんだよ』

って思うんです・・と。

指導者10年目の自分が・・

5年目の自分を思い出した時に

『なんていう指導してるんだよ』

って思うんです・・と。

その度に当時の選手に申し訳なく感じてしまう自分がいるんです・・

とお話しさせていただきました。

その大先輩は僕にこう言ってくれたのです。

『本間君、気持ちはわかるよ。でも、君はその時はそれがベストだと思って指導していたんだろ。学びを止めなかったからその後に色々なものを吸収したんだよ。それは間違いじゃない。逆に5年や10年経ってそう思わない指導者の方が問題なんじゃないのか。何も学びをせず何十年も同じやり方でやっているんだから。』

そう言われて少しだけホッとした自分がいました。

彼のメッセージにはこう書いてありました。

タイムリーを打った時・・

誰より喜んでくれたのが本間さんでした。

その記憶が残っています。

と・・。

ただ一緒に喜んでいただけの自分の姿をまだ覚えてくれていること・・

子供の心に残ることは何かを思い出させてくれた1日でした。

彼とは落ち着いたら飲み行くことになりました。

あの時の少年がどういう青年になっているか今から楽しみです。

~年中夢球~

 

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。