


少年野球 親の視点になってはいけない指導者の眼

少年野球 守備練習でなぜ前に出なければいけないのか

自主練をしません。
自主練が長続きしません。
こういったご相談をよくいただきます。
中高生ならともかく・・
小学生がどうやったら自主的に練習をし長続きすることが出来るのでしょうか?
何もない所からも自主練を始めることは小学生にとっては難しいものです。
私たち大人でも
『よし!今日からダイエットを始めよう!』
といきなり思っても中々長続きするものではありません。
誰かに心無いことを言われ
『よし!今日から絶対ダイエットしてやる』
と思ってダイエットを始めるほうが長続きするものです。
練習や試合で
『自主練をやろう』
と思えるチャンスが必ずあります。
そのタイミングを逃さないことが必要です。
そのタイミングとはどういう時なのでしょうか?
①成功体験
②挫折
③誰かからのアドバイス
こういったことから子供たちは『やる気』を持ち始めます。
知り合いや先輩のお兄ちゃんの高校野球を見に行って・・
あんなふうになりたいと思ってやる気を持ち始めるケースもあります。
自主練が長続きしない選手は『目的』を持っていません。
親御さんやコーチに『やれ』と言われたから・・
という『やらされ練習』では長続きするわけがありません。
自主練が長続きする選手は皆目的を持っています。
『〇〇高校に行きたい』
『4番バッターになりたい』
という目的のために自主練をしているわけです。
そしてその思いが強いのです。
意思ではなく・・
意志になっているから長続きするのです。
それは大事な試合で打てずに・・
もうあんな悔しい思いをしたくないという意志なのかもしれません。
サヨナラエラーをしてしまい・・
もうあんな悔しい思いをしたくないという意志なのかもしれません。
一つの覚悟を持って自主練をしています。
強い覚悟は強い目的を持ち自主練も長続きします。
人に言われなくてもやります。
弱い覚悟は弱い目的を持つため自主練も長続きしないのです。
ご飯を食べたら・・
皆さんは歯磨きをします。
寝る前には・・
お風呂に入ります。
これらは毎日行われる『習慣』になっています。
自主練が長続きする選手は
毎日決まった時間に練習をしています。
時間設定が難しければ・・
お風呂に入る前に素振りをする。
朝ご飯の前に走り込みをする。
など毎日の習慣と結びつけてしまうことも有効です。
こうすることで自主練も習慣化されていきます。
自主練が長続きしない選手は言い訳を探し始めます。
『今日は疲れているから』
『今日は塾だったから』
言い訳は探せば必ず出てくるものです。
『雨だったから』
と言って自主練をしない選手がいますが・・
目的を持っている選手は雨でも自主練をしています。
雨が防げる場所を見つけて素振りをしています。
雨で走り込みが出来なくても別メニューをして自主練をしている選手もいます。
目的達成への強い意志と弱い意思の差がここでも出てきてしまいます。
自主練をしない・・
自主練が長続きしない・・
そんなお子さんをお持ちの親御さんのために役に立てば幸いです。
~年中夢球~