スーパーで・・
カートを車代わりに走って遊んでいる子供。
電車の中で・・
土足で座席に上がる子。
子供ですから・・
まだまだこういうことがあるのも仕方ありません。
その時に・・
親御さんはどうしているでしょうか?
私が一番気になる言葉があります。
『他の人に怒られるから止めなさい』
これって・・
違くないですかね?
『他の人に迷惑になるから止めなさい』
ならわかるのです。
そして・・
野球の現場でもこの言葉を耳にすることがあります。
『監督に怒られるから止めなさい』
『コーチに怒られるから早く行ったほうがいいよ』
親御さんのこういった言葉を耳にしたのは一回二回ではありません。
子供は
『何ががいけないのか』
という本質的な部分がわかっていないかもしれません。
怒られるから・・
やってはいけないのではないはずです。
やってはいけない理由がそこにはあるわけです。
その理由を教えてあげない限り・・
ずっと同じことを繰り返すのではないでしょうか?
監督・コーチに怒られるのではなく・・
やってはいけないことをしているから叱られるのです。
誰かに怒られるから止めなさい…
というのは
自分は怒らないけど誰かに怒られるから…
という意味に聞こえてしまいます。
我が子が怒られる事をしてるという自覚があるわけです。
おそらく・・
他の人に怒られるから・・
監督・コーチに怒られるから・・
ということが手っ取り早いのでしょう。
確かにその場は止めるかもしれません。
ですが・・
この言葉を使う怖さもあります。
人が見ていない時はどうなるのでしょうか?
人に怒られるから・・
そう言ってばかりだと・・
人が見ていない時は
誰も見ていないからいいや・・
そんなことになって人の道から外れるようなことをしてしまうかもしれません。
【その場しのぎ】の言葉は・・
【その場だけ】しか効かないのです。
~年中夢球~