少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 メダルは子供だけではなく家族のメダル

6年生は残り少ない少年野球になってきました。

少年野球での経験を中学で活かしてほしいものです。

メダルの色が違くても・・

皆さんは少年野球で何個のメダルを手にしたでしょうか?

残念ながらメダルを取れずに・・

悔しい思いをしているかもしれません。

その悔しさは今後の野球人生に活かせばいいのです。

皆さんのメダルは何色でしょうか?

決勝まで行けなかった銅メダル。

あと一つの所で勝てなかった銀メダル。

みんなの力で勝ちとった金メダル。

悔しい悔しいメダルかもしれませんし

嬉しい嬉しいメダルかもしれません。

ただ共通していることがあります。

それは【子供ががんばったこと】です。

悔しいメダルでも子供ががんばったことには変わりはありません。

子が親にかけるメダルの意味

そしてもう一つ。

そのメダルの陰には親御さんの力があったことです。

閉会式でメダルを首から下げている選手。

閉会式の後…

親子で記念撮影をするチームさんも多いと思います。

私のチームでは・・

子供が親御さんにメダルをかける

という儀式があります。

選手が親御さんに一言言ってからメダルをかけます。

『金メダル取れました。いつもお弁当ありがとう』

『次は銀じゃなくて金色のメダルをかけられるようにするから』

彼等は自分の言葉で親御さんに伝えます。

中には金色のメダルでなく悔し涙を流しながら・・

母にメダルをかける選手もいます。

でも…

首にかかっているメダルは自分だけの力では取れないものです。

親御さんのサポートがあってのメダルです。

家族のメダル

ある意味…

父や母のメダルでもあると思うんですよね。

チームみんなのメダルであり…

家族のメダルでもある。

そのメダルを父や母にかけることで一つの区切りになります。

また次の日から・・

金色のメダルを目指した練習が始まります。

ある年代で金メダルを取った時のことです。

全員が親御さんへメダルをかけ終わった後に…

親御さんと子供が全員私の所に来てこう言いました。

『本間コーチ。自分の子供いないから金メダルかけられないでしょ』

そう笑いながら・・

子供が一人一人順番に・・

金メダルを首からかけてくれました。

ずっしりとしたそのメダルの重さを感じた後に涙が溢れ出てきました。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。