子供達は野球を通して
たくさんの失敗や挫折を経験します。
僕は少年野球の挫折や失敗が・・
必ず先々の人生で活きてくると思っています。
だから・・
挫折や失敗があった時に・・
指導者や親がどう向き合うのかが大切になってくるわけです。
挫折や失敗の前って…
親ってわかると思うんですよね。
自主練をサボっている我が子。
試合で結果が出ないだろうなあ…
監督に叱られるだろうなあ…
そんな思いから
子供に自主練を促すことはないでしょうか?
我が子がスタメンの座を奪われそうだ。
落ちこんでいる我が子を見たくないから監督に直訴しに行こう。
こんな考えの親御さんも実際にいらっしゃいます。
挫折させたくない。
子供がかわいそうだ。
そんな思いから…
親が先回りをして…
子供を挫折させないようにしていないでしょうか?
親は…
転ばない方法を教えるのではなく…
転んだ後の立ち上がり方を教えるのが役目です。
先回りばかりして…
子供が傷つかないようにしているのは…
守りかたが違います。
子供は野球を通して…
辛い経験や挫折を強さに変えることが出来るのです。
挫折を味わうから…
仲間の挫折の時も…
自分のことのように話を聞いてあげられるのです。
そして・・
少年野球が終わり・・
中学野球・・
高校野球へと進んでいくうちに
親のサポートがなくても・・
一人で立ち上がれる人間になっていくものです。
それを我々は【自立】と呼んでいます。
親が子供の挫折を避けようと先回り先回りしていては・・
それはもはや【監視】です。
ヘリコプターペアレントという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ヘリコプターペアレントは
『常に子どもを観察し続ける親』と『観察され続ける子ども』
という親子関係がヘリコプターが上空でホバリングしている様子に
似ていることから名付けられました。
つまり・・
挫折しないように・・
怒られないように・・
親が子どもの頭上で旋回しずっと監視しているのです。
ヘリコプターペアレントの子供は
親に依存し始めます。
依存すればどんどん自立は遅くなります。
親は転ぶ前に手を差し伸べるのではなく・・
転んだ後の立ち上がり方を教えるべきです。
~年中夢球~