子供はたくさんの過ちや間違いをします。
子供ですから…。
子供ですから当然間違いをします。
時には野球の仲間に暴力をふるうこともあるかもしれません。
仲間に心ない言葉を言うことも
あるかもしれません。
大切な野球道具を粗末にすることも
あるかもしれません。
大切なことは
大人が悪いことは悪いと教え…
なぜいけないことなのかを教え…
次に同じような事をしないように
子供に話さなければいけません。
以前に私のチームにも仲間に心ない言葉を浴びせる選手がいました。
時には手をあげることもあったり道具を投げつけたりすることもありました。
私自身もその子に何度も話をし
時には厳しい言葉も言いました。
周りの選手からも親からも孤立していきました。
何かある度に彼のお母さんに話をするのですが
『ウチの子は本当にヤンチャで~!』
決まってこの言葉で返してきました。
しかも笑顔で…。
【ヤンチャ】という言葉。
なんとなく温かみを感じる言葉でもあり…
私は嫌いではありませんが…
使い方を間違えてはいけないと思うんですよね。
このお母さんと何度か話をしていると
【ヤンチャ】という言葉を誉め言葉として
使っているのだと気が付きました。
『ヤンチャで困るわー』
と言いながら全く困っている様子がないんですよね。
その証拠に
『お子さんと家でも話をしてください』
と言っても全くその様子もありません。
ある時・・
目に余る行動があったので彼を叱りお母さんに話をしました。
『ウチの子、ヤンチャで~!』
またあの言葉でした。
『お母さん・・ヤンチャという言葉で責任逃れをしないでください。彼は、今、仲間に心無い言葉をいい道具の大切さもわかっていない状況です。物を壊したり仲間に危害を加えるのはヤンチャとは違います。お母さんがまずは向き合ってください。』
そうお話しさせていただきました。
ヤンチャという言葉は温かみを感じる言葉ですが・・
自分の子供の悪い所を全てヤンチャという言葉で済ましてしまうのは違います。
ヤンチャで・・では済まされないこともあるのです。
~年中夢球~