少年野球と高校野球では・・
技術のレベルも野球の知識も違います。
小学生はたくさんの失敗やミスを繰り返し野球の技術や知識を深めていきます。
練習や練習試合…
皆さんのチームでは失敗やミスが出ているでしょうか?
練習や練習試合になると
『失敗やミスは許されない』
そんな状況になっていないでしょうか?
時にはそのような緊迫感がある練習も必要だと思います。
しかし毎回毎回では【子供が失敗を出せない】のです。
僕は練習や練習試合で
『ミスや失敗を出しとけよ』
と選手達に話しています。
牽制の時…
右ピッチャーと左ピッチャーの時にリードの歩幅を変えてみたい。
スタートの種類を幾つか練習で試してみたい。
これらの事は公式戦ではなく・・
練習や練習試合でしか出来ない事です。
失敗やミスと言うよりは【試す】と言った方がいいかもしれません。
だから・・
『どんどん練習で試しなさい』
と僕は彼等に言います。
エラーや三振も走塁ミスも・・
練習や練習試合で
『どんどん失敗していい』
と僕は思っています。
もっと言えば
『失敗を出しなさい』
と思っています。
試合に繋がるための・・
もっと言えば将来の自分の野球のために・・
練習で失敗を出すのです。
練習で試し失敗をしなければ・・
公式戦でトライすることも成功することも出来ません。
練習は当然の事ながら失敗を少なくし・・
技術の精度を上げていくものです。
だからこそ・・
失敗を出すことも大切なのではないでしょうか?
練習に失敗を許さない雰囲気があっては子供達はチャレンジ出来ません。
練習や練習試合は・・
失敗やミスをなくすためのものでありながら・・
失敗やミスを出すための場とも言えます。
失敗は成功のもとと言いますから・・
【失敗は成功のもと】
失敗することによってやり方を改めることができ、かえって成功へと繋がることになるから、一度や二度の失敗にくじけるべきではないという教え。
また、失敗してもその原因を追究しなかったり、やり方を改善しようとする姿勢がなければ、また同じような失敗をくり返すだろうということ。
我々指導者が大切な事は・・
失敗を恐れない声掛けや雰囲気作り。
そして・・
その失敗やミスをどう改善していくかを・・
見極める眼なのではないでしょうか?
~年中夢球~