いつものように…
朝早くに起きてお弁当を作る。
いつものように…
『いってらしゃい』と玄関で子供を送る。
いつものように…
球場に行き我が子の高校を応援する。
いつものように…
帰ってきたら泥々のユニフォームを洗濯する。
もう何年…
この生活をしてきたのだろうか。
もうすぐ…
この『いつものように』が終わる。
高校最後の夏…
その『いつものように』は
ある日パタッと終わるのだろう。
早ければ1日…
甲子園に行っても8月には終わる。
最後の夏…
一つだけ…
『いつものように』ではないことがあります。
息子は足を故障しています。
何でこんな時期に…
いつものように万全な体で最後の夏を迎えて欲しかったのに。
それでも息子は必死に戦っています。
『痛いなんて言ってられない。やらなければ一生悔いが残る』
親としては止めなければいけないのかもしれませんが
息子の好きにさせてあげたい・・
そう思っています。
怪我をしてから・・
子供の前では笑顔でしたが・・
私はずっとふさぎこんでいました。
でも・・
一番辛いのは息子なんだと・・。
だから・・
私は・・
いつものように
お弁当を作り・・
いつものように・・
いってらっしゃいを言い・・
いつものように・・
洗濯をすることにしました。
そして・・
いつものように・・
笑顔で息子の夏を見届けようと思います。
あと何日かで・・
いつものようにと言えなくなる日まで・・
~年中夢球~
関連記事