少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 試合前に我が子に話しかける親達

私の知り合いのチームに・・

グラウンド内で親子の会話が禁止されているチームさんがあります。

試合前の親子の会話禁止

これを聞いて皆さんはどう感じられるでしょうか?

そんなに厳しくする必要ないのに…

と思う方もいれば…

それが当然だと考える方もいらっしゃると思います。

このチームさんも最初からこのようなルールが存在していたわけではありません。

ですが…

色々な親御さんの存在がこのようなルールを作らさざる得ない状況にしてしまいました。

私も試合の前は出来るだけ我が子に話しかけるのを止めて頂きたいというのが本音です。

試合前…

ベンチに入り色々な準備があります。

道具の準備もあれば試合の戦略の準備もあります。

そういう時に…

親御さんがベンチ近くまで来て

『ホームラン打ってね!』

『絶対勝つのよ!』

と言われるのは正直子供の気が散るのです。

試合前です・・

お気持ちはわからなくありませんが…

試合前のミーティング中です。

中には

『ちゃんと水分とるのよ!』

『補食は食べた?』

こんなことを試合前に話しかけてくる親御さんもいらっしゃいました。

一番凄かったのは花粉症の時期に

『この子1人で目薬打てないんです』

とベンチに入ってきてくる親御さんもいました。

おそらく先程のチームさんもこういう親御さんがいた背景があり

【むやみに我が子に話しかけない】

というルールが出来てしまったのだと思います。

プレーヤーズファースト

試合前に

『今日は勝つのよ!』

『ホームラン打ってね!』

ああいう親御さんの声はお前達はどう思うのか?

と僕は子供達に聞いたことがあります。

『気が散る』

『止めてほしい』

と答えた選手が8割。

残りの2割は

『どっちでもいい』

『興味がない』

という答えでした。

応援して頂くのはとてもありがたいことです。

親御さんの中には

『応援するならこっちも楽しまなきゃ』

という方がいらっしゃいます。

その通りだと思います。

ただ一番最初に考えなくてはいけないのは【プレーヤー】です。

【プレーヤーズファースト】です。

彼等はこれから戦う所です。

【戦闘開始】の前なのです。

『ホームラン打ってね』

『今日は勝つのよ』

それは確かに子供のことを思っての言葉かもしれません。

ですが…

【自分が言わないと気が済まないから】

ではありませんか?

そうだとしたら…

その時点でプレーヤーズファーストではなくなってしまいます。

 

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。