少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 その理由で移籍して本当にいいのでしょうか?

チームを移籍する時・・

どんな事を思って移籍をするのでしょうか?

もっと強いチームで野球をやりたいと言ったのに・・

人数が少なくなかなか勝てない…

我が子は上手いのにチームが勝てない。

子供のテンションも下がってきて…

『もっと強いチームで野球をやりたい』

そう言い出したので親御さんは移籍を決めました。

お子さんの希望通りチームを移籍しました。

県内でも評判の強豪チームです。

ですが…

お子さんはなかなか試合に出ることが出来ませんでした。

前のチームでは中心選手で毎試合出場していましたが・・

強豪チームではチーム内の競争は激しいものでした。

子供のテンションも下がってきて…

『試合に出られないからチームを移籍したい』

そう言ってきました。

移籍を考える前に・・

環境は大切です。

自分の子供に合っているチームを親であれば誰もが望んでいます。

ですが…

環境のせいだけにしてもいけません。

人数が少なくてなかなか勝てないチームでも・・

真剣にチームを強くしようとお子さんはがんばったでしょうか?

道具運びやネット運び…

人が嫌がる仕事を自ら率先してやりチームを変えようと本気でがんばったでしょうか?

強豪チームで人数が多くなかなかレギュラーになれない…

お子さんは本気でレギュラーを取ろうと毎日がんばっていたでしょうか?

毎日毎日・・

皮がむけるほどバットを振ったのでしょうか?

環境は子供にあわせてくれない

心の矢印をすぐに外に向けるのではなく…

まずは自分に向けるべきです。

なかなか思い通りにいかない…

当たり前のことだと思います。

思い通りにいかない状況の中で・・

どれだけがんばることを教えることが大切なはずです。

もちろん色々なチームがあります。

私の所にも色々なご相談を頂きます。

環境も大切です。

ただ・・

環境は常にお子さんに合わせてくれるものではないんです。

環境はあくまでも環境なんです。

チーム内で少し何かがあって・・

子供がテンションが下がった時・・

すぐに環境を変えることは子供のためにいいことではないはずです。

移籍をすること自体・・

私は否定しませんが・・

移籍をする理由は大切だと思っています。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。