少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球母 【イツノマニカ】は子供が成長していく言葉

彼女は中1の春に横浜から自分の夢を追いかけて福井に旅立ちました。

今、彼女は中学3年間を終え高校の合格が決まりました。

12才で旅立っていた娘さんを遠くから見守る母の言葉です。

ママは何回福井を往復したかな

昨日届いた合格の知らせ🌸

中学から福井へ夢を追いかけて、

もう三年かぁ…(*´-`)

行ってすぐに入院の知らせが来て

ビックリしたっけ。

一年経った夏休み・・、

あぁ、去年は名札が上手く縫いつけられなくて

泣いてたなぁって打ち明けてくれて。

3年生になってからは、

ママ何回福井を往復したかな…。

母を心配させないための大丈夫

病院の先生から

「娘さんの口からこれ以上、

『大丈夫だよ』と言わせないで

あげてください」って。

小さな身体で一人背負いきれない荷物を

抱えこんでいたことを知り、

母として、こんなに自分を責めて

胸が締めつけられることはなかったよ。

入試面接で質問された

「中学三年間で一番がんばったこと」に

「寮生活」と答えたこと。

本当にその通りだね。

いつの間にか・・

いつの間にか背番号を縫えるようになって、

いつの間にか自分より先輩のために

動けるようになって、

いつの間にか離れた家族まで

気遣えるようになって…

こうして何気ない毎日が、

いつの間にかあなたを大きくしてくれてる。

合格おめでとう。

そしてその何倍も何百倍もありがとう。

いつまでもあなたの背中を見守っています。

この先もたくさんの「いつの間にか」を

楽しみにしてるよ・・

イツノヒニカ・・

彼女と私はリトルリーグの敵同士として戦っていました。

いつも私の姿を見ると

『あ・・本間さーん!』

と言って話しかけてくれた彼女の笑顔。

僕の心にもしっかり残っています。

毎日毎日我が子と接している我々では気が付かない【いつの間にか】が離れている母だからこそわかるのでしょう。

そして・・

その【いつの間に】かが我々より早い時間となって過ぎ去っているのかもしれません。

【イツノマニカ】って言う言葉は・・

きっと親の知らない所で子供が成長していた魔法の言葉なのかもしれません。

彼女はこれから高校野球へと向かいます。

彼女のお母様も・・

野球少年や高校球児を持つ親御さんも・・

野球をしている我が子の最後は【あっという間】にやってきます。

その【イツノヒカ】のために・・

今を大切にしていきたいですね。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。