皆さんのチームではボール回しをどのようにされているでしょうか?
強いチームはボール回しが上手です。
ウチは小学生という事もあり内外野関係なく全員でボール回しに参加します。
①時計回りのボール回し
②逆回りのボール回し
③腰をさらに低くしてタッチを入れたボール回し
④ベースの後ろからステップをいれたボール回し
まだまだ教えたいこともあるのですが…
小学生なのでとりあえずこんな感じです。
そもそもボ-ル回しの目的とは何でしょうか?
『速さ』と『正確さ』
私が選手に言っているのはこの2つです。
肩の強さや送球の正確さもありますが…
捕球した後にいかに早く正確に送球の動作に移れるか・・
これを求めていくには
『正確なステップ』や『捕球態勢』
が必要とされてくるわけです。
回数をこなすことではなく・・
私がボール回しで子供たちを見ているのはこの2つです。
よく少年野球の現場などで
『50回ノーミスでボール回しをしよう』
指導者の方がそう言って子供たちも盛り上がることがありますよね。
私も時々やります・・
チームの一体感を得たい時や目的達成の満足感を子供に知ってもらうためには
時に回数を数え盛り上がることも必要だと思います。
ですが…
私は毎週はやりません。
ボール回し・・
バッティング練習などと違い子供にとっては面白くない練習であり単調だと感じるメニューの一つです。
だからこそ楽しくボール回しをしようという考えも理解出ます。
私は毎回・・
『ボール回しは楽しくなくていい』
と思ってるんですね。
語弊がある言い方かもしれませんが・・
時には回数を数えて盛り上がることも必要ですが毎週毎週でなくてもいいと思っています。
一見単調に見えるボール回しをどれだけ集中してやれるのか・・
正確なステップと捕球態勢。
それに加えて『声』と『反応』も大切になってきます。
私はボール回しをする時に敢えて『回数』を言わないことが多いんですね。
そうすると集中力が切れていく選手があからさまになってきます。
ステップや捕球姿勢が雑になってくる子。
声の量が落ちていく子。
僕の方を見て『いつ終わりになるか』ばかりを考えている子・・
『これぐらいの時間のボール回しを集中できないやつが試合で集中できるわけない。単調だと思えるものこそ集中しよう』
そうよく彼等に言います。
もしよろしければ練習で回数を言わないでボール回しをしてみてください。
何かの発見が出来るかもしれません。
子供が集中するために「楽しさ」を取り入れることもあれば・・
子供に集中させるために「楽しさ」を取り入れないことも必要な時もあります。
楽しい練習も必要ですが練習メニューの「本来の目的」を忘れてはいけません。