低学年の時は野球を楽しそうにやっていたのに・・
この間、あるお母様からこう言ったご相談のメッセージを頂きました。
色々とお話を聞いてみると・・
お母様『低学年の時は楽しそうに野球をやっていたのに高学年になったら怒られることも多くなって楽しそうに見えないんです』
私『どういったことで叱られているのでしょうか?』
お母様『グラウンドで歩くな!とか忘れ物をするなとか・・ウチの子は気持ちが弱い子なんです。そんなに叱られると野球が嫌いになっちゃうんです。ですから監督・コーチにうちの子供を野球嫌いにさせないでくださいと話をしました』
以前にも書きましたが・・
『楽しい』と『楽』を親や指導者が間違えてはいけないと思っているんですね。
もっと言えば野球が楽しくなる時すら出てくるはずです。
その記事はこちらから↓
そして・・
低学年と高学年の野球の楽しさは変わって来るものです。
それが、中学野球や高校野球になれば更に野球の楽しさは変わって来るものです。
変わらなければいけないのです。
純粋にボールを打つ・投げるだけではなく・・
相手との駆け引き。
辛い練習からやっと出た一本のヒット。
チームに貢献する嬉しさ・・
それは学年が上になればなるほど変わってくるわけです。
そして大切なことは・・
『親』もその考えについて行かなければならないはずです。
叱られているという事実だけで我が子を守ろうとしている親御さんが多すぎます。
もちろん指導者は子供に対して叱るポイントや叱り方も頭に入れなくてはいけません。
ですが、叱られた事実だけで『何で叱られているのか』という所を考えない前に指導者の方にあれやこれやを言ってくる親御さんはいかがなものでしょうか?
低学年の時と高学年の時の野球の楽しさは違う。
もっと言えば低学年の時と高校野球は違います。
子供の中にはその階段を上手く上れない子もいます。
子供は必死にその階段を上ろうとがんばっています。
指導者の方もその階段を正しい方法で上らせようとしてくれているのだと思います。
親御さんはどうでしょうか?
楽しい野球と楽な野球を間違えてしまい指導者の方にクレームを入れて仮に解決したように見えてもそれは根本的な解決になりません。
その先にもっと大きな壁として立ちはだかります。
低学年と高学年の野球の楽しさの違いを親も理解しなければいけないのではないでしょうか?
年中夢球/photo buchiko