メンタルというと
『試合前に緊張しない』
『エラーをしたときの切り替え』
などのイメージがあります。
これも、もちろんメンタルに必要なことでありますが
今日はもう一つのメンタルについてお話ししたいと思います。
今日お話しするのは
『やる気はあるのに何をしていいかわからない』
『結果が出ずに先行きが不安だ』
そんな選手や親御さん、又、指導者の方のために何かのきっかけになればと思います。
強いメンタルを作るためには
この3つの流れが無くてはいけません。
感情というのはある日何もない所から湧き出て来ません。
『大事な試合でサヨナラエラーをしてしまった』
『先生の一言で今まで何かない感情が芽生え始めた』
このように『感情』には必ずきっかけがあるものです。
そしてその『悔しい』と言う感情をその先の『思考』に繋がっていくわけです。
ですから、目標などを立てる時はこのきっかけの時に立てることが長続きをする秘訣になります
感情の後に出てくることが思考です。
ここが子供にとっては一番難しい所かもしれません。
これからどういう目標を立てたらいいのか?
という思考に入っていくわけです。
目標を立てる前に選手にやってほしいことがあります。
それは『自分を知ること』です。
○自分はどういう選手なんだろうか。
○チームにどう貢献したいのか。
○エラーをする前に何を考えていたのか。
○エラーをした後に切りかえられていたのか。
○どういう気持ちでバッターボックスに入っていたのか。
○ミスをした選手に声を掛けられていたのか。
○道具整理などを率先してやっているのだろうか。
全部、自分の事を質問して答えてみるのです。
意外に人間は自分の事を第三者的に見る機会がありません。
そして「自分がどういう選手なのか」を本当の意味で知りません。
これからどうするのかという前に自分を知ることが大切になってきます。
そうなると、これからすべきこと(思考)が明確になってきます。
自分が2番バッターだとします。
自分は3番に繋ぐ役割をする選手だと自答します。
バントはどうだろうか?と自問します。
三塁線には転がせられるけどチャージが強い時に一塁側のプッシュの成功確率が低いと自答します。
エンドランの時はどうだろう・・
色々な自問に自答出来る選手は必ず伸びます。
幼い小学生で自問自答出来ない場合は問いかけだけ大人がしてあげてもいいですね。
こうすることによってどんどん「思考力」が付いてきます。
こういう時にこそ【野球ノート】を活用する時です。
感情⇒思考とくると次は『行動」です。
ここまで来る選手はもう大丈夫の選手が多いです。
思考と行動はつながっています。
だから『考動力』と言えます。
強い感情は強い考動力に繋がり強いメンタルに繋がるのです。
この強いメンタルが技術に繋がり試合でも活かされてくるのです。
強い悔しさを持った日に感情が生まれ自分を知る思考をして目標を立てられれば必ず行動までたどりつけるはずです。
~年中夢球 photo buchiko~