少年野球に携わる監督さんやコーチの方々は色々な悩みを抱えていらっしゃいます。
親御さんも…
そして、選手も…
その悩みは1つではなく2つ3つ…
小さいことも含めればその数は数えきれないくらいなものになります。
複数の悩みを抱えると人間はどこから手をつけ始めたからよいかわからなくなり
『やる気』自体がなくなることもあります。
ではこのような時に色々な悩みにどう対処していけばいいのでしょうか?
メンタルのコーチングに『クリアリング』というものがあります。
もしよろしければお試しくださいね。
では今回は指導者の場合を例にとってみましょう。
とりあえず今抱えている悩みを大小にかかわらず全部書き出してみましょう。
A試合に勝てない
B親とうまくいっていない
Aスタメン以外の選手の練習をあまり見られない
A練習ではいいのだが試合で結果が出ない
Aやる気のない選手がいる
C自分の仕事と野球の調整が難しい時がある
A練習メニューに工夫がない
B審判の数が足りない
D部員が減少してきている
D辞める部員がいる
Aバッティング練習にかける時間が少ない
B信用のおけるコーチがいない
この書きだしたことを今度はグループごとにまとめてみます。
それがA・B・C・Dです。
Aは子供の事。
Bは親御さんの事。
Cは自分の事。
Dは運営の事。
後で分類しやすいように付箋などで書いておくことをお勧めします。
私も何かあるとこのクリアリングをします。
書くことによって何から手を付ければいいのか・・
何の問題なら解決できるのか・・
何かと何かの問題に関連性はないのか・・
しばらくにらめっこします。
今回の例で行けば・・
Aのグループ
・試合に勝てない
・スタメン以外の選手の練習をあまり見られない
・練習ではいいのだが試合で結果が出ない
・やる気のない選手がいる
・練習メニューに工夫がない
・バッティング練習にかける時間が少ない
これをずっと見ていると・・
コーチの数の問題が出て来ます。
スタメン以外の選手を見る時間やバッティングの時間が少ない事は指導者不足が原因に挙げられます。
練習ではいいのに試合で結果が出ないのは練習中に自分が指示ばかり出していて試合中になると自分たちで動けなくなるのかもしれません。
練習中は指示を少なくし子供たちに考えさせてみようとなります。
やる気がない子が見られるのはチームの方針が選手に浸透していないのかもしれません。
そう考えるとDの部員の減少や辞めていく子の理由もそこにあるのかもしれないと関連付けをしていきます。
色々な悩みがある時に・・
それを書き出し分類することによって何から手を付ければいいのか・・
何の問題なら解決できそうなのかがわかってくる場合があります。
【野球を辞めたい】と相談に来るお子さんにも私はこのクリアリングをしてもらっています。
闇雲に【辞めるな】とは言わずに何が原因で何ならクリア出来そうなのかを話し合っています。
ちなみにお仕事でもこれ・・
使えますのでよろしければ(^_^;)
~年中夢球~