少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 共依存の親子になっていないでしょうか?

共依存…

皆さんはこの言葉を耳にしたことがあるでしょうか?

共依存とは・・

人は誰でも、生きる中で、他人に依存して生きている部分は必ずあります。

ただその依存が深くなりすぎてしまっている親御さんもいらっしゃいます。

子供の世話をすることで自分の存在価値を見いだし確認する。

子供が自分に依存している状態が嬉しい。

お気持ちわかります。

・子供の感情をコントロールしようとしていないか

・子供が親の意見に影響されすぎていないか

共依存と過干渉は違います。

過干渉の記事はこちらから↓

野球少年親~子供に干渉しすぎていませんか?過干渉チェック10の項目~

過干渉は子供の気持ちを確認せずに自分で子供のために良かれとこの記事のように先回りすることです。

しかし、共依存とは、その親御さんに子供も依存してしまっている状態です。

お互いが寄りかかっている関係です。

相手をコントロールしようとし

「自分が我慢すればいいのだ」

という自己犠牲や

「お母さんが悲しむのは、自分が悪い子だからだ 」

と自己否定につながります。

お互いが必要とする関係をもつことは、決して悪いわけではありません。

しかし、共依存関係は、お互いが一人の人間として自律することを阻む可能性があります。

親が子どもを一人の人間として見ることができず

コントロールする相手としか見ることができない場合に起こりうる関係です。

こういう親御さんは

「あなたのために言っているのよ」

と言うのも一つの特徴です。

少年野球の現場でも・・

少年野球の現場にもこの共依存は存在します。

父親に怒鳴り散らされている選手・・

バッターボックスでも監督ではなく父親のほうを見ている選手がいます。

『お父さんのためにも打たなきゃ・・』

こうなると誰のために野球をしているのかわからなくなってきます。

身の回りの面倒を見てしまうお母さん・・

子供が出来ることをやってしまうのは

『私がこの子のためにしてあげている』

とどこかで思っているからです。

ご自分が気持ちよくなってしまっているだけで

子供のためになっているでしょうか?

一人では何も考えずなにも行動できない子供を創り上げています。

子供は何も出きないから、又・・

親を頼り依存します。

そして・・

また親も同じことを繰り返す・・

これも『共依存』の一つです。

親が子供に一番願うものは・・

親がいなくなった時に・・

自分で生きていける力を付けることではないでしょうか?

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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