少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 あなたは待てる親か待てない親か?

先日レストランで食事をしている時のことです。

お母さんと小学生のお子さんが食事をしていました。

子供が自分で行動する大切さ

お子さんがスプーンを落としてしまった時・・

お母さんがお子さんに向かって

『何してるの!全くもうしょうがないわね!』

そう言って店員さんを呼び

『すみません!スプーンを交換していただけますか?本当にすみません!』

お母さんはそう言ってわが子に

『次から気をつけなさいよ!』

そう注意して終わりました。

別の日に・・

全く同じことが起こりました。

スプーンを落とした男の子。

小学3年生か4年生くらいでしょうか?

困った表情をしてお母さんを見つめています。

お母さんは

『どうしたらいいのか考えてね』

その言葉だけをその少年に言いました。

その少年は…

少し恥ずかしそうに手を挙げて定員さんを自分で呼びこう言いました。

『すみません。スプーンを落としてしまったので取り替えてください』

前者と後者の違い・・

皆さんはお分かりになるでしょうか?

前者の子供は自分で何も話していないし行動していません。

お母さんが自ら店員さんを呼び・・

店員さんに謝っているのもお母さんです。

後者の子供は自らが店員さんを呼び・・

子供が店員さんに謝っています。

この違い・・

すごく大きいと思うんですよね。

悪気はないのでしょうが・・

お母さんが全てやってしまうことでこの子は

考えることも行動することもなかったわけです。

親御さんが子供の考える場面と行動する場面を奪ってしまったのです。

少年野球の現場にも・

少年野球の現場にもこんなことが多くはないでしょうか?

子供自身が考え・・

子供自身の言葉で・・

子供自らが行動しなければいけない場面を・・

我々大人が先回りしている場面がたくさんあるのではないでしょうか?

野球は親の負担が多いと言いますが・・

自ら親の負担を重くしている場面が多々あるような気がします。

ジャグ・・

子供が持てませんか?

グラウンド整備・・

子供が出来ませんか?

ボール拾いに・・

大人は必要ですか?

『ほら!あいさつをしなさい!』

と子供に促す前にもう少し待ってみてはどうですか?

確かに大人がやった方が早いでしょう。

ですが・・

子供がすることに【待てる大人】が非常に少ない気がします。

考える時間・・

行動する時間・・

を子供にもうすこし与えてあげてもいいのではないでしょうか?

大人が子供の事を思ってあれこれすることが良い事なのではなく・・

大人が待つことによって子供の自立を育ませることが大切なはずです。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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