大好きだった野球なのに・・
今は子供を見ていても野球が好きには思えない。
そんな風に我が子を見ている親御さんもいらっしゃるのでしょうか?
子供が野球を辞める理由は様々です。
野球以外に夢中になれるものが見つかった。
仲間とうまくいかない。
指導者が怖い。
野球がつまらなくなった。
今日はこの
『野球がつまらなくなった』
選手たちについて考えてみたいと思います。
野球がつまらなくなった・・
早い子で小学校の高学年か中学校でこう考える子が多くいます。
彼等はなぜ野球がつまらなくなってしまったのでしょうか?
その原因に『教えすぎ』と『教えなさすぎ』の二つがあります。
指導者は教えることがいいことだ・・
そう思ってしまうのが普通です。
ですが・・
必ずしもそうとも言い切れません。
『教えすぎ』は植物でいえばもうお水を上げなくていい状態なのに…
お水をたくさんあげている状態です。
お腹でいえばもう満腹な状態なのに…
これも食べなさいあれも食べなさいと言っている状態です。
教えすぎの一番怖い事は何でしょうか?
それは子供が自分で考えなくなる事です。
そして何故『教えすぎ』になってしまうのでしょうか?
それは我々大人が【待てない】からではないでしょうか?
もっと言えば指導する『タイミングがちがう』のです。
指導者の皆さんはとても勉強されていると思います。
本や動画・・
今は情報がたくさんあります。
その得た情報を自分のペースで指導していることはないでしょうか?
『この打ち方いいな。明日全員に実践してみよう』
もちろん全員に指導することも時にはあります。
ですがその情報は全員に果たして必要だったのでしょうか?
引き出しの一つとしてそのタイミングが来るまで待つべきだったのかもしれません。
自分が指導したいという意識が強すぎてしまったのかもしれません。
そうかと言って教えなさすぎもいけません。
『教えなさすぎ』は植物で言えば土がカラカラなのに…
お水をあげない状態です。
お腹でいえば空腹なのに…
何も食べさせてあげない状態です。
指導するタイミングというのは本当に難しいものです。
そのタイミングを間違えないようにするためには・・
子供を【見る】のではなく・・
【観る】ことが一番大切なことです。
幼い小学生だからこそこの【タイミング】が必要な気がします。
~年中夢球~