
2022年7月12日
夏の甲子園では熱戦が連日繰り広げられています。
100回大会・・
この歴史の中で素晴らしい試合が幾つもありました。
皆様の中で心に残っている甲子園の試合とはどれでしょうか?
過去にも・・
横浜高校対PL学園。
佐賀北対広陵。
日本文理対中京大中京。
松山商業対熊本工業。
数多くのドラマがありました。
またこれらの試合以外にも1試合1試合・・
全ての試合に出ているお子さんと親御さんにそれぞれのドラマがあったはずです。
1979年8月16日。
『星稜高校対箕島高校』
後に
『神に創られた試合』
と呼ばれる試合を私はテレビで見ていました。
当時10歳の私は今までに感じたことのない体から涌き出てくる感情が押さえ切れなかったことを今でも覚えています。
星稜高校で18回を一人で投げ抜いた堅田投手を皆さん覚えていらっしゃるでしょうか。
箕島高校に敗れ合終了後の通路で堅田投手は
球審の永野さんに呼び止められてこう言われました。
「もう一度この球場をよく見ておきなさい。」
そう言われて試合中のボールを渡されました。
今・・
堅田選手は高校野球の審判をされています。
そして・・
この100回大会での大会2日目。
始球式をされたのが箕島(和歌山)の元エース・木村竹志(旧名・石井毅)さんでした。
現役時代をほうふつさせるアンダースローでの始球式。
そして・・
この試合の球審があの堅田さんでした。
始球式のマウンドに2人の姿が・・
ガッチリと握手を交わしたお二人。
素晴らしい光景でした。
あの試合で・・
永野球審との出逢いがなければ・・
堅田さんの人生は違うものになっていたのかもしれません。
甲子園に行けた者だけが・・
わかるものがあるのかもしれません。
~年中夢球~