少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 声が出るチームに変わる方法

『声を出せー』

と言ってもなかなかその重要性は伝わりません。

重要性がわからないから声を出さないのかもしれません。

ワンアウト3塁で何が起こるでしょうか

ワンアウト3塁で攻撃中・・

皆さんのチームではベンチの選手はどんな声を出しているでしょうか?

ワンアウト3塁で点数が入るケースはどんなことがあるでしょうか?

ちょっと一緒に考えてみましょう。

①タイムリーヒット

②犠牲フライ

③スクイズ

④セーフティスクイズ

⑤内野ゴロ

⑥ワイルドピッチ

⑦パスボール

⑧ボーク

ざっと考えただけでもこれだけの点数が入るケースがあります。

想定・準備の声

③④は戦略的なことなので声に出す事は難しく⑧のボーク誘導する声を出すチームさんはないでしょうから、

その3つを除く5つの点数が入るケースがあるわけです。

ということは少なくともベンチはこの5つの事に関する『声』を出せることが出来るわけです。

バッターには・・

『ベルトより上の球狙って行こうぜ!』

『初球来るぞ!』

ランナーには・・

『カーブ、ワンバンあるぞ!後ろそらしたらゴーだぞ!』

『キャッチャーが後ろにそらした方向見ておけよ!』

『二遊間の位置、確認しろよ!あんまり前に出てきてないぞ!二遊間に行ったらゴロゴ―!』

『外野の位置確認しておけよ!外野フライでも帰って来いよ!』

逆に守っている側にすればこれだけの事を想定して守っていれば、その想定しているだけの声が出るはずです。

準備の声は数限りなくあります

要は選手がどれだけの事が想定で来ているのか・・

ということです。

もっと言えば指導者がどれだけ練習で『想定』という名の『準備』をさせてきたのかです。

大事な場面になるとバッターばかりに目が行き届きがちになり・・

ランナーが牽制でアウトになるケースもあります。

ベンチの選手やランナーコーチャーの声で防げたかもしれません。

選手がどれだけのことを想定しているか考えることは大切な事です。

そういう想定が出来る選手は勝手に『声』が出るのです。

逆にいえば想定が出来ない選手は『言葉の量』が足りなくなってくるのは当たり前です。

だからこそ子供たちに考えさせながら練習していくのです。

『この場面は何があり得るのか』

を指導者が先に答えを言わずに子供に考えさせることによってそれは真の想定になるはずです。

『バッチこーい』

のお経のような声は長く続けて出すことは出来ません。

打っている時も・・

守っている時も・・

想定・準備の声は限りがありません。

『声を出せー』

と言う前に・・

選手とどんな想定があるのかを話すことで言葉の量を増やす事のほうが大切な気がします。

~年中夢球 photo buchiko~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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