少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

アメフト事件から指導者と選手のコミュニケーションを考える

昨日に日大アメフト部の選手が声明文を発表しました。

誰のせいにすることもなく…

大人達の歯切れの悪い言葉ではなく…

現状を重く受け止め反省をしながら今後のことを真剣に考える気持ちが伝わってきました。

今回の対応を見ていると学生と大人がなるで逆のように思えてしまいます。

今後の日大アメフト部がいい方向にいくよう願っています。

コミュニケーションとは何か

この文書の中で

『コミュニケーション不足』

という言葉が出てきました。

指導者と選手のコミュニケーションとはどういったことなのでしょうか?

コミュニケーションに一番必要なものは本来『言葉』です。

しかし『言葉』を指導者だけが発し…

選手が何も言えない…

選手が本当の事を言えない…

のであれば『対話』になっていません。

指導者が

『いいか!わかったか!』

と言い選手が

『はい!』

と答える。

指導者は意志疎通が出来ていると勘違いをしてしまう…

少年野球の現場にはこういうことがまだまだ残っています。

キャッチボールを見て選手の異変に気づく…

『どこか痛いのか?』

と監督・コーチが聞くと彼等はこう答えます。

『大丈夫です』

私はこう答える子には必ずこう聞き返します。

『大丈夫かどうかを聞いているんじゃない。痛いか痛くないかを聞いているんだ』

コミュニケーションに言葉は必要です。

ですが子供の言葉が『本当の言葉』かどうかを指導者は見極めなければなりません。

コミュニケーションをとる目的を考える

『私は選手と話をたくさんしてコミュニケーションをとっている』

という監督さんやコーチの方がいらっしゃいます。

確かに選手との対話をすることで『コミュニケーション』をとることが出来るでしょう。

ですが・・大切なことは

『コミュニケーションをとる目的』

が何のためにあるのかということです。

エラーや三振をした子に対して

『お前は本当にダメだな』

『何度同じことを言わせるんだ』

指導者の方の口から、よくこんな言葉を聞くケースがあります。

チームの選手に対して気に食わないことを並べて、永遠に文句を言っている指導者の方が多いのが現状です。

子供の未来のために

私はコミュケーションをとる目的を

『その選手の未来のために』

あるものだと考えています。

エラーをした後にその過去の事だけを言っても何も変わりません。

どうしたら次という未来に同じことを繰り変えさないのかを話すことが大切です。

コミニュケーションをとるということは

子供のために・・

子供の未来のために・・

とるものだと思います。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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