少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球 怪我の選手をどうして投げさせるのか

野球をしていく上で怪我はつきものです。

高校3年までのどこも痛いところがなく野球生活を終えた・・

という選手のほうが少ないはずです。

肩・肘・腰・膝・・

高校3年生の最後の夏は満身創痍で戦う選手が少なくありません。

大人が防げる怪我

我々指導者や親が防げる怪我があったのではないか・・

そう思うことがあります。

特に少年野球の選手には・・

これから先が長い野球人生が待っています。

本人が

『肘が痛い』

と言ってきているのに指導者の方が投げさせる理由は何なのでしょうか?

もっとひどいケースは

『ドクターストップ』

がかかっているのを知っているにも拘らずピッチャーとして投げさせる指導者の方もいらっしゃいます。

これこそ勝利「私情」主義なのではないでしょうか?

『チームのためにお前が必要だ。痛いだろうけどがんばって投げてくれ』

こんなのは

『チームのため』

でも何でもないです。

『大人たちの都合』

以外の何物でもありません。

ピッチャーをする子は気が強い子が多いです。

怪我をしていても

『大丈夫です。投げれます』

ほとんどの子はそう言うんです。

それを・・

『よし!お前に任せた』

などの美談にしてはいけないのです。

それを止めるのが指導者の役目のはずです。

体のどこかに異変があった時点で

『ベストピッチ』

は出来ないのです。

私は『ベストピッチ』ができない状態を知っていながらマウンドに上げることはしません。

『大丈夫か?』

と聞けば

『大丈夫です』

と彼等は言ってしまうのです。

少年野球の先にあるもの

少年野球に熱くなるのは結構なことなのですが少年野球に熱くなりすぎると

『少年野球が全て』

だと思ってしまう指導者の方がいるのも現実としていらっしゃいます。

頭の中では中学野球や高校野球が先にあるとわかっていても『身を持って』わかっていらっしゃらないのです。

自分のその選手起用一つでその野球少年の将来をダメにしている可能性があることをどうかわかっていただきたいのです。

我々少年野球の指導者は

『今のための今』

ではないのです。

『未来へ繋げる今』

なのです。

少年野球で学んだ嬉しさや悔しさ…

最後までがんばる大切さ…

仲間を想う気持ち…

そういうものを中学や高校野球で大切にしていってほしいのです。

そのためにも

『大人が防げる怪我』

を一つでも減らしていくべきだと思っています。

~年中夢球~

この記事を書いた人
野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。

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