野球の試合時間は長いと良く言われます。
何故・・長いのか・・
野球にはプレー中に考える時間があるからです。
そして、この考える時間が試合を大きく左右することがあります。
試合中にエラーをした子がいました。
顔を見ると・・
切り換えが出来ずに不安な顔をしています。
試合中にフォアボールを連発した子がいました。
やはり、顔を見ると・・
切り換えが出来ずに不安な顔をしています。
選手はこのマイナスな考えを引きずらないようにしなくてはいけません。
そして、監督・コーチはこのマイナスな考えをプラスに変えなければなりません。
我々指導者は試合でミスをしないように練習をしますが
試合でミスは出てしまうものです。
私も指導を始めさせていただいて20年近くになりますが
ミスがなく自分の思うようになった試合は数えるほどしかありません。
その出てしまったミスをどう修正していくかが指導者の大切な役割だと思っています。
最初にも書きましたが野球というスポーツは試合時間が長いスポーツです。
ということは『ミスを取り返せるスポーツ』なのです。
そして、その一人のミスを自分で取り返したり・・
仲間が取り返したりすることが出来るのです。
指導者の方の中にはミスが出ると大声で怒鳴る方もいらっしゃいます。
『あとはもうお前ら勝手にやれ』
『俺はもう知らん』
こんなセリフを言う方もいらっしゃいます。
自分のイメージした通りにいかないと投げ出す・・
相手は子供です。
大人のイメージ通りに試合はいかないのです。
もっと言えばその『ミス』をプラスの方向にいかに変えていくかを指導者はゲーム中に考えなくてはいけないのです。
ミスをした子供はマイナス思考になりがちです。
『またフォアボールを出しそう』
『またエラーしそう』
そんなマイナス思考が頭の中を駆け巡っています。
ではどうしたらこのマイナス思考を止められるのでしょうか?
まずこのマイナス思考を止めることをしなければなりません。
僕は
『警報ブザーを鳴らせ』
と彼らに言っています。
『またエラーをしたらどうしよう』
マイナス思考警報が子供に発令されています。
マイナスになっていると感じたら頭の中でブザーを鳴らして止めなさい・・
ということです。
時にタイムをとって選手の前で
『ブー!』
と言うこともあります。
ミスをした選手のおでこに人差し指を当てて
『ブー!』
と周りの選手が笑顔で言っている姿もあります。
このマイナス思考を止めてあげたら次は切り替えボタンの発動です。
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マイナス思考になっている選手には、まずはその思考を止めさせること。
そして、何かのアクションを入れて切り替えさせてあげることが大切です。
野球にミスは出てしまうものです。
出てしまったミスを試合中に責めても状況は悪化していくだけです。
指導者の皆様はそのミスをいかに立て直すのか・・
そこが『少年野球』の場合は特に試合の勝敗を大きく左右する気がします。
~年中夢球~