少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球~今日の試合は審判にやられたね~

「今日の試合は審判にやられたね」

「今日の試合はグラウンド状況にやられたね」

試合終了後に時々こういう事を話す親御さんがいらっしゃいます。

審判のせいで負けた

私はこういうセリフを耳にしたときに親御さんに

「家に帰って今日の試合を振り返るときに子供の前で今の言葉は言わないようにしてください」

そうお話しさせていただいています。

親御さんからすると負けた悔しさや負けた子供がかわいそう・・

そんなお気持ちからこういう発言になってしまうのかもしれません。

ですが・・

「今日の試合は審判が悪いから負けた」

などという言葉は子供の前で言ってほしくないのです。

確かにいろんな審判の方がいるのも事実です。

ですが、親が周りの人や環境のせいにすると子供もそうなります。

小学生の子供が平然と

「今日の試合は審判で負けた」

などと言っていることは今後の野球人生を考えても好ましくありません。

 ストライクを取ってもらえない

うちにいたあるピッチャーの子のお話です。

この子はともかく勝気な子で喜怒哀楽を表情に出して投げるタイプの子でした。

「喜」と「楽」はマウンド上で出してもいいが「怒」と「哀」は表情に出してはいけない。

マウンドに立つ以上「怒」と「哀」の感情は周りの選手には見せていけないと・・

よくこの子にそう言っていたのを思い出します。

精神的にもずいぶん成長し試合でも「怒」と「哀」の感情を出さないようになっていました。

ある試合で・・

自分が投げたギリギリのコースをことごとく審判の方に「ボール」  と判定されていました。

表情を表に出さないようにしていますが彼の心が読み取れます。

今日の審判とは合わないと感じているのでしょう。

それを表情に出すことはやってはいけないことですが・・

心で思ってしまうことはどうしようもないことだと思うのですね。

それを否定してしまうと子供の心理は余計におかしくなってしまうと思っています。

ベンチに帰ってきて彼に

『なかなか今日はストライクとってもらえないなあ』

と声をかけました。

『あ・・はい』

と答える彼。

『でもさ・・審判さんは交代しないよ』

彼『えっ・・?』

『お前さバッターと勝負してんでしょ。審判さんと勝負してるんじゃないでしょ。ストライクかボールを判定してもらうために投げてるんじゃない。バッターを打ち取るために投げてんだろ』

そう言うと彼の顔に笑顔が戻ってきました。

次にキャッチャーの子を呼んで

『いつも構えているギリギリのコースをストライクに取ってもらえないのか?』

と尋ねると

『そうです』

と答えたので

『じゃあ、お前も考えなきゃな。どういたらいい?』

そう聞くと

『いつもより構えるところをボール1個・2個分、内に構えるようにします』

そう答えてくれました。

 変わらない状況で何をすべきか

先にも言ったように

『審判は代わらないのです』

途中で審判の人が代わることはありません。

その状況の中で『何をする』のかが大切なはずです。

よく『審判を味方につける』と言いますが正にこれです。

明らかな誤審には私も抗議する時があります。

ですが、ストライク・ボールの判定で

『審判のせいで負けた』

と大人が平然と言うことは好ましくありません。

変わらない状況の中で何をすべきなのかを導いてあげたほうが

子供の野球人生のためにはいいのではないでしょうか?

~年中夢球~

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野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。
Comments (2)
  1. つっちー より:

    自チームでうちの子をライバル視している親が練習試合でことごとくボール判定。
    こどもは
    「悔しいけど仕方ないよ。廻りに気づかれないようにやってるからセコイ」って
    私も親バカで事務局に抗議「主審の判定は絶対です!」と突っぱねられました
    しかし暫くしてから
    ほかの子と変わらないジャッジになりました
    たぶん、監督やコーチに注意されたのだと思います。
    さすが監督!
    ホントに審判は変えられないですね
    「この状況をどのように打破するかが先決」は勉強になりました
    こどもに今後その様にアドバイスが出来るようになれたらと思います

    1. 管理人 より:

      ありがとうございます。
      野球と言うのは変えられない事がたくさんあると思うんです。
      天候・グラウンド状況・審判・・
      そしてその変えられないっことをいかに考えていくかが大切なことであり勝利に繋がるような気がします。

      今後もよろしくお願いいたします。

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