少年野球~高校野球 野球少年の親と指導者のブログ

少年野球指導~子供の今だけを切り取って見てはいけない~

A君とB君が山登りをしました。

A君は頂上まで、1時間でたどり着きました。

B君は同じ道のりで3時間かかりました。

個人差①時間

二人とも頂上までたどり着くことができました。

頂上にたどり着いたという結果は同じです。

ただ一つだけ違うこと・・

それは「時間」です。

A君が早く頂上に着いたことは、もちろん、評価出来ることですが、頂上に着いたということはB君も一緒だということをしっかり評価してあげなければいけないと思うんですよね。

逆にB君のほうが、最後まで諦めない気持ちや大成するだけのねばり強さを持っている場合も少なくありません。

我々が見るべきところは子供がその山を一生懸命登っているかどうか・・

なのではないでしょうか?

歩く速度。

一歩の歩幅。

子供たちの成長は様々です。

『今だけを切り取って見ないこと』です。

なかなか野球が上達しない選手や我が子に対して「イライラ」するのは

今だけを切り取って見てしまっているからです

チームの方針である「挨拶や全力プレー」は全員統一のものとして見なければいけませんが、

技術的なことには個人差があるということを我々は再確認しなければいけません。

「野球が上手い・上手くない」

で叱るのではなく

「一生懸命やっているかどうか」

が誉める所と叱る所です。

子供たちの多くは、今、山のどの辺を登っているかわからないかもしれません。

途中で山を登るのをやめようかと思っているかもしれません。

楽をして近道をしようとする選手がいるかもしれません。

そうすると、獣(おっかないコーチ)に出会います(笑)・・あっ自分か(笑)

時間に個人差があっても、我々指導者は、頂上までの道のりをしっかり導き・・

正しい歩き方で山を登ることを教えていかなければなりません。

個人差②・タイプ

「大きな器の男になれ!」

昭和の父を持つ同年代の人はこの言葉を父から言われたことってありませんか?

ですが、小さくても綺麗な器もあるし、形が個性的な器・・

色々な器があります。

これって、野球でも同じだと思うんですよね。

ホームランバッターもいれば、バントを決めるのが上手い選手もいる。

打つのは苦手だけど、守備は抜群にうまい選手もいる。

足が速い選手もいれば、元気な声を出す選手もいる。

どれも素晴らしい器です。

ただ、どの器も磨かなければ、錆びてしまう。

自分だけの器をピカピカに磨いて欲しいですね。

そんなたくさんの個性的な器を、我々指導者はグラウンドという大きなテーブルの上に並べます。

どの器も『グラウンドというテーブル』には必要なのです。

誰一人いらない器などありません。

全ての器がテーブルの上で強烈な個性を発している・・

そんなチームで有り続けたいと思っています。

そして、その器をみんなが認め合う。

グラウンドの中のそれぞれの器を眺めるのが私の大好きな瞬間でもあります。

もちろん苦手も克服させますが(^_^;)

そして・・

子供が磨き方がわからなくなったり、

磨くのを怠けようとした時に、そばにいてあげるのが指導者、親御さんの役目だと思います。

なかなかわが子が上達しない・・

そんな風に思ってしまう親御さんもいらっしゃるかもしれません。

でもお子さんのゴールは少年野球ではないはずです。

『今』だけを切り取って見ないようにしてあげてください。

~年中夢球~

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野球少年を持つ親御さんと指導者の皆様へ元気を送り続ける[年中夢球]です。 神奈川野球雑誌『ОNEDREAM』に連載中。